本県、全年代対象で全国トップ ワクチン1回目接種率

2021/6/26 08:41

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 新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、医療従事者を除く全年代を対象とした1回目の接種率で、本県が24日時点で全国トップとなったことが25日、県への取材で分かった。県民の約4人に1人が1回目接種を終えた形で、特に65歳以上の高齢者接種率の高さが全体を押し上げた。県は県民の接種に対する意識の高さに加え、市町村が医師会などと連携し医療従事者の確保を計画的に進めてきたことを要因に挙げる。

 政府の集計によると、本県の高齢者を含む一般の1回目接種率は24日時点で24.21%。高知県(22.65%)、山口県(22.27%)と続き、最低は沖縄県(12.01%)。全国平均は15.61%で、東北各県は福島(19.19%)、秋田(16.52%)、青森(16.29%)、宮城(15.73%)、岩手(15.48%)だった。

 本県で1回目の接種を受けた人は26万1856人。2回目は10万8606人(10.04%)。特に高齢者で接種が順調に進み、24日時点で64.46%が1回目を終えた。佐賀県(69.83%)、岐阜県(67.27%)に次いで3番目に高い。

 県内の高齢者接種は約36万人が対象で、4月12日に山形市を皮切りにスタート。県は接種率の高さの要因について▽県民の意識の高さ▽各市町村による地区医師会などと連携しての医療従事者の計画的確保▽地域の実情に応じた集団・個別接種の効果的な組み合わせ―を挙げる。

 12~64歳の約58万人が対象の一般接種でも、人口規模が小さい町村では既に計画的に接種が進んでいるところが多いという。県はさらなる接種率向上のため職域接種の加速を狙う。政府が25日で申請受け付けを一時停止したが、県はワクチンの供給見通しが早期に示されることと、1会場で千人以上とする要件の緩和が課題とした。

 県新型コロナワクチン接種総合企画課の阿部英明課長は「集団免疫の獲得はもちろん、重症化リスクが高いとされる高齢者への接種を早めに完了することが長期入院や死亡リスクを回避することにつながる。医療態勢の逼迫(ひっぱく)を避けることにも結び付く」としている。

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