山形市、1回目接種の新規予約停止 ワクチン供給不足で

2021/6/24 08:43
米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチン(ゲッティ=共同)

 山形市は23日、新型コロナウイルスワクチンの1回目接種の新規予約を25日以降、一時停止すると発表した。米ファイザー製ワクチンの国からの供給量が市の要求量に対し、不足する状態が続いているため。高齢者への個別接種、山形国際交流プラザでの大規模集団接種については当初の予定通り接種を進める。

 国から市へのワクチン供給量は第8クール(21日~7月4日)が要求量の7割弱の37箱(4万3290回分)、第9クール(7月5~18日)は要求量の4割程度にとどまる21箱(2万4570回分)。当面は24日までの1回目予約分、2回目接種分に絞り、個別接種を行う。

 この影響で、既に公表していた17~64歳の予約受付開始日を改めて調整するほか、30日から市保健所(霞城セントラル)など市内3カ所で実施予定だった優先職種対象の集団接種も延期となる。17~64歳の接種券は職域接種で必要なケースなどが想定されるため7月上旬から順次発送し、集団接種は米モデルナ製ワクチンを確保してから行う。

 市は、対象となる高齢者約7万1千人の9割ほどは1回目接種のめどが立つとみており、高齢者については25日以降もコールセンターで個別に対応する。大規模集団接種で用いるワクチンは確保しており、市民対象の「空き待ちバンク」も引き続き有効となる。

 佐藤孝弘市長は国の方針に基づき各自治体が接種能力の拡大を図った結果、国の供給能力を上回った可能性を指摘。ワクチン接種の最前線は大きく混乱しているとし「(供給不足で)従来の手法を変えざるを得なくなっている。第10クール以降の潤沢な供給を国に求めていく」と語った。

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