上の台ゲレンデのリフト、45年ぶり更新 山形・蔵王温泉

2021/6/22 21:59
45年ぶりにリニューアルされる蔵王温泉第一ペアリフト。役目を終えた搬器が静かに置かれている=山形市・蔵王温泉スキー場上の台ゲレンデ

 山形市の蔵王温泉スキー場上の台ゲレンデにあるリフトが45年ぶりにリニューアルされることになり、起工式が22日、リフト脇の蔵王ベースセンタージュピア前で行われた。運行する蔵王温泉観光(同市、岡崎弥平治社長)が東北運輸局から許可が下り次第、次のスキーシーズンに間に合うように工事を始める。

 リニューアルされるリフトは蔵王温泉第一ペアリフト。初代リフトは1951(昭和26)年に架設されて52年1月に運行を始め、同スキー場内で最も古い。今のリフトは3代目で、76年12月から運行を始めた。老朽化が目立ち始めたため、更新することになった。

 上の台は同スキー場発祥のゲレンデで、ファミリー層を中心に初級者から上級者まで滑走を楽しめる。新リフトは現行から5メートルほど離れた場所に架け替え、全長は40メートルほど短い約440メートルに。唐松リフトから座席部分の搬器や支柱など一部部材を移してリメークし、モーターやワイヤ、座面と背面などは新しくする。

 運転速度は毎秒1.6メートルから同1.8メートルにアップする一方、速度を同0.5メートルまで遅くでき、子どもや不慣れな人が乗りやすくなるほか、安全バーや子ども用ストッパーが付き、安全性が格段に向上する。運搬能力は1時間当たり1200人と300人程度増える。事業費は約2億円で、観光庁からの補助金も充てる。

 昨季は新型コロナウイルス禍で来場客数は低迷したが、新たな仕掛けで蔵王活性化を目指す。起工式では神事の後、岡崎社長は「今の蔵王、日本のスキー場の基を作ったレガシー(遺産)だ。ただ架け替えるのでなく新たな客に楽しんでもらえるリフトにし、地域経済を支える礎にしたい」と話した。

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