ワクチン接種促進、若い世代にマッチ 山形・空き待ちバンク、本紙記者が体験

2021/6/22 07:17
山形市ホームページのトップ画面に大きく表示している「空き待ちバンク」のページ

 山形市の新型コロナウイルスワクチン接種促進に向けた「空き待ちバンク」が今月18日午後5時、受け付けスタートした。高齢者向けに準備した約3万人分の接種能力を最大限に活用するため17~64歳にも広げた。接種券は不要。メールだけで登録ができる手軽さが魅力だ。山形市民の記者も早速、登録してみた。果たして結果は…。

 18日午後5時半。パソコンを使い、同市のホームページ(HP)を開くとトップページにでかでかと、「空き待ちバンク」の表示があった。内容を確認すると、専用のメールアドレスに▽氏名(読み仮名も含む)▽住所▽生年月日▽年齢▽性別▽電話番号―の6項目を入力するとある。

メールで送信

 入力漏れがないよう、必要事項をコピー、その後、メール画面に貼り付け(コピペ)し、上書きする要領で記入し、手続きは完了した。おっと、タイトルに「ワクチンバンク登録」と入れるのを忘れないように。空きが出た場合、市から電話が来るらしい。万が一、連絡があれば「良かった」程度の心持ちだった。それが…。

 2日後の20日午前9時。携帯電話に「山形市役所」の着信があった。発信者は市役所のワクチン接種対策室だった。電話口の担当者は「本日、午後2時半に来ることは可能でしょうか」と告げた。「もちろん」と返事すると、問答でメールに記載した個人情報の確認などが行われ、約2分程度で終了した。登録してから2日後、「早いな」が、率直な感想だ。

 会場には指定時間の10分前に到着。入り口で「空き待ちバンクの枠で来ました」と職員に告げると、待合席に案内された。周りを見ると、中年から若い人も多い。自分と同じ枠で申し込んだ人が一定数、来場しているようだ。その後の流れは既に始まっている高齢者向けの大規模接種とほぼ同じだ。

ストレスなく

 来場から接種完了まで約30分。その後は会場内で15分間、経過観察し、2回目の予約日を確認して終了となった。職員の対応も手際よく、全体的にストレスを感じなかった。市は「空き待ちバンクを使った人は2回目接種を受ける際、その時点では届いている接種券と1回目の接種記録書を持参してほしい」と話す。

 「空き待ちバンク」は、あくまで“穴埋め”的な位置付け。確実に接種が受けられる予約とは違うことを理解する必要がある。これから本格的に64歳以下の現役世代を対象とした接種が始まるが、メールを使い、すいている時間にすぐに接種できる一連の仕組みはインターネットに触れる機会が多く、行動力もある若い世代のニーズとマッチすると感じた。

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