山形空港利用、復調の兆し コロナ禍2年目、提供座席数など増

2021/6/21 10:23

 コロナ禍2年目となる2021年度の山形空港の利用に復調の兆しが出ている。今年4、5月の定期便は昨年同月比で提供座席数、利用者数が増加し、特に5月の搭乗率は27.3%と20ポイント近く改善した。今月は一部の運航にとどまる札幌便が7月1日以降には再開する予定で、山形空港利用拡大推進協議会は需要喚起を図る構えだ。

推進協、需要創出に力

 定期便は東京(羽田)大阪(伊丹)名古屋(小牧)札幌(新千歳)の4路線が就航。19~21年度の4月と5月の利用者数はグラフの通り。提供座席数は19年度の7~9割ほどに回復し、搭乗率は前年同月比で4月が15.3ポイント増、5月が18.4ポイント増となった。21年度の2カ月間で搭乗率が高いのは、路線別に名古屋便33.6%、札幌便29.9%、東京便25.0%、大阪便23.8%の順。

 今月は名古屋、札幌の各1往復便で一部を除き運休するフジドリームエアラインズ(FDA)が、来月1日以降、全路線を運航すると発表した。ただ、状況によっては再度の運休・減便の可能性があるとしており、利用拡大が重要になる。

 県や市町村、経済団体で構成する同協議会は総会を書面で開催し、21年度事業計画を決めた。コロナ禍の不透明な状況としつつ、目標の利用者数を34万2千人と設定。旅先で仕事をする「ワーケーション」などの新たな需要創出に取り組むとした。修学旅行や部活動を対象にした取り組みでは、定期便利用の支援に加え、チャーター便の場合に1人当たり往復3千円の助成金を新設。国内チャーター便を活用した遊覧飛行などの旅行商品づくりを支援する。

 昨年度は、提供座席数がコロナ前の19年度に比べて半減。利用者数は8万2924人で約23万6千人の大幅減となり、搭乗率は36.2%と30.6ポイント下落した。庄内空港の昨年度利用者数は8万2509人で前年度比で19.7%。山形、庄内両空港とも政府の緊急事態宣言が出された昨年の4月と5月、今年1月の落ち込みが顕著だった。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]