月山筍を瓶詰め、旬そのまま長期保存 鶴岡・宿坊街関係者ら

2021/6/17 11:00
長期保存できるよう月山筍を加工するプロジェクトのメンバー=鶴岡市手向地区地域活動センター

 鶴岡市羽黒町手向の宿坊街の関係者などでつくる「出羽三山精進料理プロジェクト」(土岐彰代表)は、夏の山菜・月山筍(がっさんだけ)を瓶詰めにし長期保存する取り組みを始めた。新型コロナウイルス禍による観光客の減少で山菜の需要が減少する中、保存方法を共有し活用を図っていく。

 6月中旬~下旬に旬を迎える月山筍は、みそ汁や天ぷらなどで味わえる山菜として親しまれる。提供する各宿坊街では、観光客の減少により2年連続で仕入れを減らしているといい、こうした状況が続くことで品質の低下や山の荒廃が懸念されている。

 元々、月山筍の旬と観光シーズンがずれることから、提供する宿坊街も減少しつつあったといいう。保存方法を共有しようと、土岐代表が市の助成を活用し企画した。

 16日、同市手向地区地域活動センターで同プロジェクトのメンバー15人ほどが、地元で採った月山筍約77キロを加工。皮をむいて瓶に入れ、一定の時間煮沸した。瓶詰めにすることで1シーズン保存が利くといい、販売せずにプロジェクト主催のツアーやイベントなどで活用する予定。土岐代表は「新たな利活用や消費拡大につなげ、引き続き精進料理を通じた地域振興に取り組みたい」と話している。

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