収穫始まるも「凶作に近い状況」 寒河江・サクランボ農家、厳しい声

2021/6/17 09:13
サクランボの着色を確認する菅井賢一さん(右)。「今年は凶作に近い」と話す=寒河江市八鍬

 サクランボの主力産地の寒河江市で「佐藤錦」の収穫が始まっている。4月の霜害などで県内では収穫量の減少が見込まれており、生産者からは「凶作に近い状況」との厳しい声が聞かれる。

 同市八鍬にある菅井賢一さん(53)=同市山岸町=の園地では10日から佐藤錦の収穫をスタート。風が吹きやすい場所のため霜害では冷気がたまらず被害は限定的だったが、他園地と合わせると「紅秀峰」と共に収穫量は平年の4割ほどの見通し。菅井さんは「不作というより凶作。ふるさと納税返礼品に協力する分も少なくなりそう」と話す。品質管理が重要で、着色を進めるために地面への反射シート設置を考えている。

 菅井さんは例年、もぎ取り観光を行っているが、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続き受け入れを停止した。同市周年観光農業推進協議会によると、不作とコロナ感染防止のため会員観光園の3分の1ほどが休園状態という。

 菅井さんの園地では16日、市の若手職員4人が作業体験研修を行った。収穫やパック詰めに人手が必要で、菅井さんは「ありがたい」と感謝していた。

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