古民家ライフ(山形)が古材・古道具の販売店開設 山形市新山

2021/6/16 22:28
古民家を解体した際の木材や建具、暮らしの古道具、食器などを販売する店舗「発酵素材」。建物内に蔵の骨組みを再現し、構造を見られる=山形市新山

 古民家の技術を生かした住宅建築などを手掛ける「古民家ライフ」(山形市、高木孝治社長)は、古民家を解体した際の木材や建具、暮らしの古道具を販売する店舗「発酵素材」を同市新山に開いた。先人たちの知恵と技術が詰まり、デザイン性でも目を引く古い物の価値を再提案し、再び使ってもらうと同時に、伝統の家づくりに興味を持ってもらう場でもある。金~日曜に営業する。

 実家が工務店だったという高木社長(45)。かつての棟梁たちの技術力や建築物としての趣に魅了され、20代の時に伝統建築の技と文化を伝承する山形市内の会社やひとり親方の棟梁たちのもとで修業。2006年に30歳で古民家ライフを起業した。古民家のリノベーションも手掛けてきたが、時代とともに取り壊される物件が多く、その古材や古道具を保管していたという。これらの財産が再び時を刻めるよう、同市新山に約5千平方メートルの土地を取得し、5月末に発酵素材を開設した。

 発酵素材は、建物の造りもユニークだ。古材も使用した鉄骨造りの建物の中に、十数年前に解体した市内の蔵の骨組みを再生。通常であれば壁の中に隠れてしまう構造を見ることができる。梁や柱、板などの古材、扉や窓などの建具のほか、たんす、イス、かご、ランプ、食器などの古道具も販売する。

 高木社長は「手仕事で生み出された古い物がどんどん捨てられていたが、素晴らしいものがたくさんあり、そこに再び光を当てたかった。先人たちの技だけでなく、高いデザイン性も見てほしい」と話した。不要になった古民家や古道具の情報も募集しており、ほしい人につなげていきたい考えだ。

 営業は金~日曜の午前10時~午後6時。発酵素材の電話は050(7582)8108。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]