かっぱ寿司、最高のシャリへ「はえぬき」採用 全国300店超、単一ブランド米は初

2021/6/15 10:51
かっぱ寿司がシャリを全て県産米はえぬきに変更した。回転ずしチェーンで初めて単一ブランド米を使用したという

 回転ずしチェーン大手の「かっぱ寿司(ずし)」が5月末から、全国各店で全てのシャリのコメを本県産「はえぬき」に切り替えた。回転ずしのシャリは通常ブレンド米が使われ、単一ブランドでの使用はチェーン店では初めてという。運営するカッパ・クリエイト(横浜市)は「最高においしいコメを追求し行き着いた」とする。県産米の消費拡大に努める県は「採用していただき、ありがたい」としている。

 かっぱ寿司は現在、国内に300店舗以上(うち県内11店舗)を展開。「スシロー」「無添くら寿司」「はま寿司」などライバルチェーンに押されることもあったが、近年はネタの改良が評価され、回復の兆しを見せている。次の一手として、すしの味を左右するシャリでも最高級の味を追求しようと、全面リニューアルした。回転ずしチェーンは通常、自社のネタに合うよう銘柄や産地、収穫時期の異なるコメをブレンドして使う。かっぱ寿司は単一ブランド米に切り替えた理由を「慣習にとらわれず、『うまいすし』を追求した」とする。

 同社は「今のかっぱ寿司が考える最もすしに合うシャリ」と強調。一粒一粒がしっかり粒立ち、すしとの相性は抜群として、「炊きたては艶があって形も良いほか、型崩れしにくく、適度な弾力がある。食べると口の中でさらっとほどけ、爽やかな酸味とほのかな甘みが広がる」と評する。

 はえぬきは収量と品質が安定し、香り、外観、食感、粘りなどバランスが良いと定評がある。JA全農山形によると、県産はえぬきは各地のすし店のほか、コンビニ大手のおにぎりや弁当など業務用として需要が高い。シャリとして単一米を使うことで炊きむらを抑え、おいしいすしを作れる利点もある。県県産米ブランド推進課は「長く特Aを取るなど食味に優れ、実力のあるコメ。業務用として高評価を得ており、かっぱ寿司にも認めていただき大変ありがたい。つや姫、雪若丸と共に全国にPRしたい」と話した。

 かっぱ寿司はシャリ本来の味を楽しんでもらおうとシャリのみの「本気シャリ」(1皿3貫110円)の提供も始めた。

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