スタッフ、入念にリハ 山形と米沢が集団接種へ、新庄は13日にスタート

2021/6/15 08:13

 山形、米沢の両市は14日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種を前にリハーサルを行った。事務スタッフは接種の手順を入念にチェック。新庄市では13日に集団接種が始まった。感染した場合に重症化リスクが高いとされる高齢者向けの接種が着々と進んでいる。

1日2000人超を予定

【山形】

500席を並べた待機スペース。接種後の経過観察時に利用する=山形市・山形国際交流プラザ

 高齢者向けに15日から実施する大規模集団接種を前に、市などは会場の山形国際交流プラザでリハーサルを行った。15レーンを用意し、1日最大で2160人分の接種能力を確保した。

 医師による予診室、看護師がワクチンを打つ接種室を15ずつ設け、薬剤師らがワクチンを希釈するスペースも用意。接種後は500席を並べた待機場所で基本的に15分間、医師の指定などがある場合は30分間、経過観察をして終了となる。検温で37.5度以上だった場合はその日の接種を見送り、専用窓口で再予約を受け付けるほか、副反応に備えた救護室も設けた。

 リハーサルには来場者の案内などを担う事務スタッフ約200人が参加し、予診票に記載漏れがあったケースなどを想定して段取りを確認した。15日以降は医療・事務スタッフら計220人ほどが常時配置され、対応に当たる。初日は2千人余りが予約しており、市は移動支援として各コミュニティセンターなどを経由する無料送迎バスを市内7ルートで運行する。

式場従業員らも

【米沢】

会場運営に携わる民間企業の従業員が加わって接種のリハーサルが行われた=米沢市・グランドホクヨウ

 高齢者向け集団接種会場となる結婚式場グランドホクヨウで接種のリハーサルが行われ、式場スタッフと市職員が流れを確認した。

 会場では式場を営むナウエル(同市)の従業員と学生アルバイト約30人も運営に携わり、受け付けや誘導を担当する。リハーサルには約30人が参加し、留意点をチェックした。同社の高田一徳取締役管理事業部長は「当社もコロナ禍でダメージを受けており、早期収束のためにワクチン接種で協力したい」と話した。

 同会場では19日から7月25日までの土日に接種が行われ、市は約3500人への接種を想定。歯科医師も接種を担う。高齢者向けは7月末の完了を目指している。

千葉の医師、奮闘

【新庄】

新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まった新庄市。県外の医師も接種に加わった=同市の山屋セミナーハウス

 山屋セミナーハウスを会場に13日と14日合わせて高齢者720人が受けた。厚生労働省の医療求人サイトを通じ千葉県の医師1人が2日間にわたり接種に加わった。

 接種券の発送を受けた高齢者が順番に着席し、医師3人が手分けして行った。地元医師会の医師らに加え、千葉県内の総合病院で働く竜彰さん(36)も来場者にワクチンを打った。学生時代に何度か同市を訪れたという竜さんは「自分の非番に合わせて新庄に来た。高齢者が多い地方こそ一日も早く接種し、集団免疫をつくることが大切」と話していた。

 同市の接種形態は個別、集団の併用。クラスター対策のため高齢者施設を優先した後、市内医療機関で個別接種を開始し、年齢の高い順に進めている。おおむね65~68歳への接種券発送が14日に始まった。

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