二の丸跡に交流の場、休憩施設も設置 鶴岡公園整備内容

2021/6/10 12:53
鶴岡公園正面広場の整備イメージ図(鶴岡市提供)

 鶴岡市は市中心部にある鶴岡公園について、正面広場の整備内容や桜の更新計画をまとめた。憩いや交流の場としての魅力を高めるため、園内の環境を整備する。8日、市役所で開いた同公園環境整備懇談会(会長・野堀嘉裕山形大名誉教授)で示した。

 市役所と交差点を挟んで西に位置する正面広場は鶴ケ岡城の二の丸跡にあり、広さ約4千平方メートル。整備工事は県道鶴岡村上線の拡幅に伴い8月ごろから2022年度末まで行う予定で、総事業費は概算で1億5千万円。あずまやのある休憩施設、キッチンカーが乗り入れできるイベント広場を設け、それらをデッキでつなぐ階段状広場を配置する。

 休憩施設のそばに二の丸の石積みや土塁を一部再現するほか、石垣などに使われていた地元の「金峯石(きんぼういし)」を築山の土留めなどに活用した芝生広場を設ける。イベント広場の大部分がかつては堀だったことから、水面をイメージして濃淡を表現した舗装を園路に施す。

 また、桜の更新計画は本年度から30年度までの10年間。ソメイヨシノをメインとして既存の木の保全を図りながら、おおむね8メートル以上となるように間隔を調整した植え替えも行う。

 北ブロックの桜522本を対象とした18年の調査結果に基づき、「不健全」「著しい被害がある」とされた48本を伐採・伐根。「注意すべき被害がある」の314本は、樹勢を整えるための剪定(せんてい)を進める。新たに植える木は6本。植栽間隔を考慮し、ソメイヨシノより小型のコシノヒガンも取り入れる。10年間の総事業費は概算で5千万円。本年度は外堀周辺で14本の伐採・伐根、23本の剪定、1本の補植を予定している。

 懇談会には委員ら約20人が出席。市側は正面広場の名称公募を検討する考えなども示した。

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