染織史家・故吉岡さんを追う 山形で11日から記録映画上映

2021/6/9 12:34
映画「紫」の一場面

 日本古来の植物染料にこだわり続けた染織史家・故吉岡幸雄さんの挑戦を追ったドキュメンタリー映画「紫」(2011年、77分)が11日から、山形市のフォーラム山形で上映される。12日には山形市出羽地区の紅花生産者・長瀬正美さんのトークもある。

 上映は、現在県内で紅花を題材にした映画製作に取り組んでいる映画「紅花の守人」製作委員会などが主催する。

映画「紫」のチラシ

 吉岡さんは京都で江戸時代から続く染色家「染司よしおか」の5代目当主として、化学染料に頼り失われつつあった色を取り戻そうと、古代の手法のままの天然染めに挑み続けてきた(19年に急逝)。失われた植物は農家と交渉し、栽培するところから関わる。緑葉で染める藍、紅花から生まれる紅、紫根で染める紫など、美しい色がつくり出される過程などを映し出す。東北芸術工科大の「紅花ルネサンス」の様子など、山形の紅花も登場する。

 上映は17日までで、連日午前10時から。12日のトークは上映後に行う。前売りは1100円、当日は劇場料金。フォーラム山形023(632)3220。

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