先進技術、介護現場に 県、ロボットやICTなど導入経費支援へ

2021/6/5 15:23
山形県庁(資料写真)

 県は2021年度、高齢化が進む社会にデジタル化で対応するため、介護事業所に対して介護ロボットやICT(情報通信技術)など先進技術を導入する際の経費に対する助成を行う。業務の効率化や職員の負担軽減を図ることで、介護人材の確保や定着につなげる狙いがある。

 介護ロボットの導入に関しては、各事業所で腰の負担を軽くして移乗を支援するパワーアシストスーツや、離れた場所から呼吸・脈拍などを感知できる見守りセンサーなどを取り入れる際に必要な経費を補助する。

 ICTの導入については各事業所が利用者に行った介護サービスの内容や健康管理の記録、請求業務などを一貫して処理するため、専用の介護ソフトなどを使った機器やシステムを導入した場合、その経費を助成することにした。

 県は21年度一般会計当初予算で、介護ロボットなどの購入助成費として5900万円を計上した。県による補助率は2分の1で、残りは施設側が負担する仕組み。助成対象は、県や市町村が介護保険事業所として指定した福祉施設となる。県は約50カ所への助成を見込んでおり、各事業所に対して8月をめどにして事業の周知と申し込みを呼び掛ける。

 県高齢者支援課は「新型コロナウイルスの影響により、介護現場では感染対策の強化など業務負担は増している」とし、「補助金を積極的に活用し、働きやすい職場づくりを通じて介護職の離職を防ぎ、安定的な運営につなげてもらいたい」としている。

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