一般高齢者、1日2000人想定 山形市、15日から集団接種

2021/6/5 08:45
新型コロナウイルスワクチンの集団接種に関して山形市と県、山形大医学部が連携協定を締結した=山形市・山形グランドホテル

 一般高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種を加速させるため、山形市は4日、同市の山形国際交流プラザで大規模な集団接種を15日に開始すると発表した。接種規模は1日当たり約2千人を想定する。担当するのは山形大医学部の医師で、市と県、同学部はこの日、効率的な接種に向け連携協定を締結した。

 協定に基づき市が会場の確保や運営、同学部は医師と看護師、薬剤師の派遣、県は副反応が出た際の県立中央病院でのケアなどの役割に当たる。対象は市内の高齢者で、同学部は1日当たり最大60人程度の医療スタッフを派遣する予定。

 予約方法はインターネットと通信アプリ・LINE(ライン)を基本とするが、現在進めている年齢ごとに受け付けの開始日をずらす第2期の電話予約でも対応する。米ファイザー製ワクチンを用いる。

 山形市の山形グランドホテルで締結式が行われ、佐藤孝弘山形市長、吉村美栄子知事、上野義之同学部長が協定書を取り交わした。佐藤市長は「接種を加速する中で、協定を機に3者の連携をさらに密にしていきたい」とし、今後に控える64歳以下の集団接種の際にも今回の枠組みを生かしていきたい姿勢を示した。

 同市の一般高齢者数は約7万1千人で、市は大半がワクチン接種を希望しているとみている。当初は個別接種で国が目標とする7月末までの完了が可能と試算していたが、初期のワクチン供給が3週間程度ずれ込んだ影響が響き、遅れを取り戻すため大規模な集団接種に踏み切った。

 市によると、現時点で個別での接種対応可能な人数は3週間で約3万人。このペースだと、7月末までの完了が間に合わない状況となっていた。締結式で佐藤市長は今後、山形国際交流プラザのほか、複数の会場で集団接種を予定していると説明。吉村知事も3者協定の枠組みに期待感を示し、県立保健医療大などを会場に集団接種の機会を設ける可能性もあるとした。

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