JR東、左沢駅を無人化意向 大江町、委託受け人員配置へ

2021/6/4 08:37
JR東日本の無人化方針を受け、大江町が独自に人員を配置することになったJR左沢駅

 JR東日本が大江町のJR左沢駅を11月から無人化する意向を同町に伝えていたことが3日、分かった。町は同駅をにぎわいの拠点の一つだとして、同月以降は委託を受けて独自に人員を配置する考え。乗車券販売などを継続し、利用者の利便性が損なわれないようにするとしている。

 同駅は1922(大正11)年に開業。JR左沢線の終着・始発駅で、通勤通学のため多くの地域住民らに利用されてきたが、少子化などの影響で2008年度には1日平均乗車人員が400人を割り、19年度には297人まで減った。JR東日本仙台支社の担当者は無人化について「利用状況や働き手不足などを総合的に判断した」と話した。

 現在はJR東日本の子会社であるJR東日本東北総合サービス(仙台市)の従業員が午前8時20分から午後3時50分まで乗車券販売などの窓口業務を行っている。町はJR東日本から窓口業務の委託を受け、営業時間を延ばす考え。

 松田清隆町長は3日に開会した町議会6月定例会の本会議で、報告として「町づくりの観点からも有人駅として維持する」と述べ、「サービス低下につながらないよう、利便性と経費のバランスを考慮しながら最適な運営体制を検討したい」と語った。

 地元住民からはJR東日本の判断に「寂しい」との声が上がっている。同駅に隣接する町交流ステーションに買い物に訪れた同町本郷丙、無職林栄子さん(78)は「通学する子どもたちのためにも運行本数は減らさないでほしい」と話していた。

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