左腕が躍動、創学館8強 春季高校野球県大会・第2日

2021/5/17 08:16

 第68回春季東北地区高校野球県大会は第2日の16日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)など3会場で2回戦7試合を行い、ベスト8が出そろった。

 創学館は3―1で新庄東との接戦をものにした。酒田光陵は9―8で山形工に競り勝ち、米沢中央は7―3で寒河江工を下した。山形東は8―7で九里学園に逆転勝ち。羽黒は7―0で新庄北、酒田南は8―1で寒河江、日大山形は11―1で米沢工に、それぞれコールド勝ちした。山形城北の出場辞退に伴い鶴岡工は不戦勝となった。

 第3日の18日は新庄市民球場と荘銀・日新スタジアムで準々決勝4試合が行われる。

相手粘投に奮起、テンポ良く

〈新庄東―創学館〉9回を投げ抜き、笑顔でマウンドを降りる創学館先発の安藤翼=新庄市民球場

 村山地区2次予選でベンチ入りを逃した左腕が躍動した。創学館の先発安藤翼はテンポ良く新庄東打線を打ち取り1失点106球で完投。「集中力を切らさず投げることができた」。背番号11の活躍で8強入りをつかんだ。

 161センチと小柄で、変化球を多用する技巧派。制球が安定せず投球リズムが悪いことがメンバーから外れた要因だったが、この日は別人のような姿を見せた。縦に落ちるスライダーを効果的に使い、三者凡退の山を築いた。

 新東高橋朋也との投げ合いで気持ちが高ぶった。相手ながらも粘投を続ける姿に心を打たれた。六回内野安打で出塁した安藤は、進塁した二塁上でベースカバーに入っていた右腕に「気持ちを込めて投げろ」と声を掛けた。自身が疲労を感じ始めた八回、その高橋が打席から笑顔で目線をマウンドに送ってきた。気持ちに応えるべく渾身(こんしん)の一球を投じ、フルスイングの高橋を空振り三振に。そのうれしさを力に最後まで投げ抜いた。山口大介監督は「試合前は継投を考えていた。予想以上のピッチングだった」とたたえ、「先発として計算できるようになった。この調子を継続してほしい」と頼もしそうだった。

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