寒河江ダム、非常用ゲートを開放し試験放流

2021/5/15 21:36
非常用のゲートを開放し、試験放流を行った寒河江ダム=西川町

 洪水が起こりやすくなる時期を前に、西川町の国土交通省最上川ダム統合管理事務所は15日、寒河江ダムの非常用ゲート二つを開放し、試験放流を行った。非常用ゲートを動かすのは1991年に同ダムの稼働が始まって以来で、30年ぶり。豪雨災害が各地で頻発するようになったことを受けて実施した。

 同ダムには八つのゲートがあり、毎秒2千トン以上の水が流入するほどの非常時には、中央上部にある二つのゲートを開放してダム内の水位を保つ。この非常用ゲートは高さ9.9メートル、幅8メートル。同事務所の職員がパソコンでゲートを操作して開放すると、毎秒6トンの水を2時間にわたって排出。職員は操作室のモニターを見て、異常がないことを確認した。

 昨年7月の豪雨では、最大流入量が毎秒1283トンに達した。斎藤克浩副所長によると、毎秒2千トンを超えた場合は「百年に一度レベルの豪雨」という。斎藤副所長は「操作手順を改めて確認することができた。今後はより流入量の予測精度を上げ、対策を万全にしたい」と語った。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]