きらやか銀行3月期決算、赤字最大 48億円、証券売却損が影響

2021/5/15 14:16
きらやか銀行本店(資料写真)

 じもとホールディングス(HD)が14日発表した傘下のきらやか銀行単体の2021年3月期決算は、純損益が48億5500万円の赤字(前期は11億300万円の黒字)だった。保有する有価証券の全面的な入れ替えを進め、売却損を一括計上したため。通期の赤字はリーマン・ショックの影響で約47億円を計上した09年3月期以来で過去最大。

 一般企業の売上高に相当する経常収益は7.7%増の223億3500万円。経常損失は43億6400万円だった。

 本業のもうけを示す実質業務純益は6億4700万円の赤字で、債券関係損益を除いたコア業務純益は89.2%増の65億4700万円。手数料収入の増加や経費削減のほか、投資信託解約益の計上などにより前期を上回った。与信関係費用は、新型コロナウイルス感染拡大の影響や一部取引先の業況不振に応じて引当金を計上したため、21億1800万円増の32億4200万円となった。

 期末の預金残高(譲渡性を含む)は法人、個人ともに増え、552億8500万円増の1兆2765億5800万円。貸出金残高は中小企業向けが増加したものの、消費者ローンなどが減り、58億9600万円減の1兆100億2500万円。このうち中小企業向けは新型コロナ関連の資金需要に積極的に対応し、467億円増加した。

 金融再生法に基づく不良債権の総額は215億4100万円で、昨年9月末比で35億7800万円増加。不良債権比率は0.40ポイント悪化し2.07%。自己資本比率は0.20ポイント下がって8.09%だった。

 22年3月期の単体業績は経常利益、純利益とも15億円と予想した。

 じもとHD連結の純損失は31億7600万円、経常収益は前年同期比4.0%増の440億8900万円、経常損失は22億7500万円だった。1株当たりの期末配当は10円とする。同じく、じもとHD傘下の仙台銀行(仙台市)は純利益が2.1倍の17億1700万円、経常収益が0.3%増の164億2600万円、経常利益が67.6%増の19億8500万円だった。

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