県内コロナ、変異株にほぼ置き換わり 高校生感染、地区総体で拡大か

2021/5/15 09:30
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県内の新型コロナウイルス感染に関し、県は14日、感染力が強く重症化リスクが高い変異株「N501Y」の流行状況を分析した結果、10~13日の陽性率が94%に上ったことを明らかにし、従来株からほぼ置き換わったとの認識を示した。一方、村山地域の複数の高校で感染が確認されていることについて村山地区高校総体で感染が広がった可能性を指摘。改めて感染防止対策の徹底を呼び掛けている。

 吉村美栄子知事が14日に臨時記者会見を開いて説明した。県内で初めてN501Yが確認された4月12~18日の週の陽性率は5%(判定件数65検体のうち3検体)だったが、同19~25日の週には45%に急増。その後も高止まりが続き、今月10日の週になると、94%(同31検体のうち29検体)に跳ね上がった。

 県は変異株がさまざまな経路で他県から持ち込まれ、家庭や職場に広がったと分析。10日の週に入って陽性率が急増したことについては、4月末から5月初めの大型連休が契機になったとの推測を示した。吉村知事は会見で「医療の逼迫(ひっぱく)や重症者の増加に危機感を持っている」と強調。「マスクをしないで買い物に来る人がいるとの声が聞こえてきている」と気の緩みに注意を促した。

 先週末に開催された村山地区高校総体で感染が広がった可能性について吉村知事は「地区大会で(山形学院高と)対戦した高校で感染が確認されている」と述べ、対策徹底の必要性を強調した。

 県は部活動での感染拡大を防ぐため、北村山を除く村山地区の高校を対象に、16日までとしていた他校との交流を制限する期間を21日まで延長する。自校内の活動に限定し、合宿など宿泊を伴う活動を控えるよう求めている。

 活動は個人の技能を高める内容とし、密集や接触の機会を避ける。マスクを着用しても活動できる負荷の練習とする。全県的には部活動緊急点検チェックリストを導入。活動直前に検温や健康状態など約10項目を顧問が確認する。

 感染拡大の影響は15日に開幕する春季東北地区高校野球県大会にも及び、4校が出場辞退を決めている。

村山地方の高校、生徒感染受け休校

 村山地方の高校が14日、この学校の生徒が新型コロナウイルスに感染したことを受けて当面の間、臨時休校とした。学校関係者の調査を進めている。再開時期は検査結果を踏まえて判断する。

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