生徒の個人情報を紛失 山形市、13人分を廃棄時に飛散

2021/5/14 10:55
生徒の氏名が記された文書を紛失し、陳謝する山形市の荒沢賢雄教育長(中央)ら=同市役所

 山形市教育委員会は13日、生徒の個人情報が記載された文書を市内の中学校からごみ処理施設に運んで廃棄処分する際、一部が飛散し、13人分を紛失したと発表した。市教委が同日、市役所で会見を開き、荒沢賢雄教育長が「市民の信頼を損ね、深くおわびする」と陳謝した。

 市教委によると、文書は学校生活に関するアンケートの分析結果で計13枚。6枚は既に回収したが7枚は未回収という。ごみ減量推進課作業センター職員が今月11日、学校から文書の入った段ボール50箱をトラックで回収した。同市南栄町3丁目の同施設まで運ぼうとしたが、テープなどでふたを密封していなかったので、風圧で一部が飛び散ったという。紛失した文書には卒業した生徒の氏名が記載されていた。

 市は個人情報が記載された文書を廃棄する際はテープなどでふたを厳封するよう指導している。同センター職員と学校技能技師はふたを交互に重ねて閉じただけで、隙間から文書が飛ばされたとみられる。

 同日、市民から学校に「文書を拾った」と連絡があり、学校職員が2枚を回収。翌12日に同センターまでの経路を徒歩で確認したところ、さらに4枚見つけた。残り7枚の行方は分かっていない。

 市は学校を通じて該当する卒業生と家族に謝罪。再発防止策として今後、厳封を徹底し、トラックにほろを掛けるなどの措置を取るという。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]