訪問看護、課題を解決 山形で拠点となる県センター開所式

2021/5/13 14:04
井上栄子県看護協会長(右)と渡辺丈洋県健康福祉部長がテープカットし、県訪問看護総合支援センターの開所を祝った=山形市

 県内の訪問看護サービスに関する課題を一元的、総合的に解決する拠点「県訪問看護総合支援センター」の開所式が12日、山形市の県看護協会訪問看護会館で行われた。在宅医療の安定的な提供を目指し、センターを中核として新型コロナウイルス禍での事業継続や訪問看護師の人材確保などを支援していく。

 県内の訪問看護事業所は4月1日現在で73カ所。この約6割が小規模事業所で、経営の安定化などが課題となっている。さらに事業所の地域偏在も指摘されており、地域包括ケアを積極的に進めていく上で同センターを4月1日付で設置した。

 センターの役割は(1)経営支援(2)人材確保(3)研修などを通じた訪問看護の質の向上(4)新型コロナ対応―の4点。訪問看護の経験豊かな同協会職員3人が、面会や電話などで事業所からの相談などに応じる。

 (1)は事業運営委員会を年2回開き、情報通信技術(ICT)導入による業務効率化や労務管理の適正化などを検討していく。(2)では県ナースセンターと連携し、個別のマッチングや相談会などを通じて人材確保を進める。(4)は事業所の職員が新型コロナに感染しても事業を続けられるよう、事業所間のネットワーク構築を支援するほか、各事業所に事業継続計画(BCP)の作成を指導する。

 開所式には渡辺丈洋県健康福祉部長、井上栄子県看護協会長のほか、来賓で中目千之(なかのめちゆき)県医師会長や冨田滋県歯科医師会長らが出席。渡辺部長は「県内の訪問看護サービスのさらなる充実を図っていきたい」、支援センター長の井上会長は「県と市町村、関係団体と連携を図り、在宅医療の推進に寄与する」と述べた。

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