太陽光パネル、下では田植え メカニック(酒田)、ソーラーファーム完成

2021/5/13 10:52
ひらた石橋ソーラーファームが完成し、太陽光パネルの下で田植え作業が行われた=酒田市

 環境設備工事などのメカニック(酒田市、佐藤優社長)が、農作物の生産と太陽光発電を両立させる「ソーラーシェアリング」に取り組む「ひらた石橋ソーラーファーム」が完成し12日、太陽光パネルの下での田植え作業が行われた。庄内地方では初めての取り組みで、佐藤社長は「離農者と耕作放棄地の減少に向け、モデルケースとなるよう努める」と話した。

 ひらた石橋ソーラーファームは、同市石橋の水田26アールに太陽光パネル672枚を設置し、コメ栽培と発電事業を同時に行う。小さなパネルを用いて遮光率を低くすることで、コメの生育に十分な日照を確保する。年間発電量は8万キロワット時。先月25日に完成し、今月中の稼働を目指す。

 この日は関係者が見守る中、営農を請け負う堀弥志男さん(67)が田植え機でパネルの下を慎重に進み、約50分ではえぬきの苗を植え終えた。堀さんは「支柱の間隔がギリギリで緊張したが、イメージ通り作業できた」と話した。今後、同社は事業評価を依頼した山形大農学部と共同で生育管理を行う。

 同社は先月22日、全国の企業や自治体、団体が2050年までに使用電力を再生可能エネルギーでまかなうことを目指す「再エネ100宣言RE Action」に参加。今月から本社の電力を再生可能エネルギーに切り替えている。

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