着物や帯、再利用し新商品に トキワ屋(鶴岡)が販売、インテリア材やポーチに“変身”

2021/5/12 11:24
着物や帯の一部を使って制作したファブリックパネル。壁に掛けてインテリアとして楽しめる=鶴岡市・トキワ屋

 呉服・和装小物、婦人服販売のトキワ屋(鶴岡市、松田一枝社長)は、着物や帯を再利用したファブリックパネルやポーチの販売を進めている。新型コロナウイルス禍による外出自粛などで着物販売が低調な中、インテリアなどとしての新たな活用法を提案し販路拡大につなげる。

 和服業界は着物離れに加え、新型コロナの影響で茶会などもなくなって着物を着る機会が減り、売り上げが年々減っているという。同店の昨年度売り上げは例年の4割ほどにとどまり、新たな商品で現状打開を図ろうと、県よろず支援拠点に相談をしながら開発を進めていた。

 以前から同店では「自分では着ないけれど、捨てられない」という客から引き取った着物、帯などを保管し、個人的なつながりのある人に譲っていた。どれも色や柄は華やか。それらを楽しんでもらえる商品として、生地を再利用した商品の販売を思いついた。

 このうち木枠に布地を貼り、インテリアとして壁などに飾るファブリックパネルは、地元の障害者支援施設で製作してもらった木枠に、切り取った着物や帯の一部を貼りつけた。約42センチ×約30センチの大サイズと、約16センチ四方の小サイズの2種を製作。帯や着物にはさまざまな模様、色があり、柄の選び方で印象が変わる。このほか着物の生地素材を使ったポーチ、マスクなども販売している。

 今後は利用客の要望に応じたファブリックパネルの製作も検討しており、松田博美取締役は「気軽に日本文化に親しんでもらえるよう、新たな楽しみ方を考えていきたい」と話す。ファブリックパネルは大サイズ1点と小サイズ2点の3点セットで1万1千円。ポーチは4400円、マスクは使われている素材によって価格が異なる。同店のほかオンラインショップで取り扱っている。問い合わせは同店0235(22)0432(水曜定休)。

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