バスケ女子・山形銀、木林HC体制が始動 力引き出し勝利にこだわる

2021/5/11 13:44
新たにチームを指揮する木林稚栄HC=天童市・山形銀行体育館

 バスケットボール女子で社会人の強豪・山形銀行の新体制が始動した。新たに指揮を執る木林稚栄ヘッドコーチ(HC)は現役時代にWリーグのJX―ENEOS(現・ENEOS)で活躍。引退後はアシスタントコーチ(AC)として常勝チームを下支えした経験も踏まえ、「選手の力を引き出して勝利にこだわっていく」と意気込む。新HCに指導方針や目標などを聞いた。

 ―就任して3週間ほど。チームの印象は。

 「真面目で積極性のある選手がそろい、個々の能力も高い。全体的な説明でも個人へのアドバイスでも真剣に耳を傾け、新しい技術をものにしようという自主性が高いので教えがいがある。彼女たちの能力を引き出すバスケができれば、各種大会の優勝も遠い目標ではないと感じている」

 ―初めてチームを率いる。

 「AC時代は選手とHCのつなぎ役や選手のフォローなど、個人をフォーカスした役割だった。HC就任は私にとっての挑戦。全体の流れを捉えた練習計画やスケジュールづくりは大変だが、徐々に慣れていかなければ。選手一人一人としっかりコミュニケーションを取りながら一緒にチームをつくっていきたい」

 ―どのようなチームを目指すのか。

 「サイズ的に小柄なチームだが速さがある。素早い攻守の切り替えを徹底し、スピード感を生かしたバスケを展開したい。選手にもまずは走ることを課している。選手やACとして在籍したENEOSも基本は走るチーム。戦術や技術など、私の経験を落とし込むことができればと考えている。ポジションにこだわらず臨機応変に対応できるよう、個々の技術レベルも上げていきたいと思っている」

 ―指揮を執る難しさは。

 「秋から春にかけてリーグ戦を繰り広げるWリーグと違い、地域リーグや東北総体、国体、地域リーグチャンピオンシップなど、年間を通じて大会があるので調整が大変そうだと感じている。選手たちも仕事を終えてからの練習となるので教える時間が限られる。手探り状態だが、私も学びながら選手やチームの成長を手助けしていければいい」

 ―目標は。

 「明るく楽しくプレーができても勝てなければ意味がない。力のある選手がそろうからこそ、どんな試合でも結果にはこだわっていきたい」

きばやし・ちえ 東京都出身。折尾中(福岡)、桜花学園高(愛知)で全国タイトルを獲得。2008年に入団したJOMO時代から9シーズンにわたってチームの優勝を支え、17年からアシスタントコーチ。日本代表としてロンドン五輪世界最終予選にも出場した。ポジションはセンター。HC就任は4月19日付。身長184センチ、31歳。

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