茂吉も愛したオキナグサ見頃 大石田

2021/5/10 22:14
斎藤茂吉が好んだオキナグサが見頃を迎えている=大石田町・聴禽書屋

 歌人・斎藤茂吉が疎開した大石田町の聴禽書屋(ちょうきんしょおく)で「オキナグサ」が見頃を迎えている。赤紫色のがくに覆われた小さな花が、鳥がさえずる庭にひっそりと咲いている。

 茂吉は1946(昭和21)年2月から2年弱、大石田に滞在した。資産家の離れで暮らし、鳥が遊びに来る住まいを聴禽書屋と名付けた。当時オキナグサは庭になかったが、茂吉が好んでいたため後に移植された。

 「おきなぐさここに残りてにほへるをひとり掘りつつ涙ぐむなり」。大石田での作品を多く収めた歌集「白き山」には、オキナグサについて詠んだ歌が収められている。

 見頃はあと1週間ほど。さらに生育が進むと綿毛になる。問い合わせは棟続きの町歴史民俗資料館0237(35)3440。

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