“河北味”都内でどうぞ アンテナ店レストラン、メニュー一新

2021/5/10 11:27
「かほくを旅する」をコンセプトにリニューアルされたレストラン=東京都世田谷区の「かほくらし」(「かほくらし」提供)

 東京都世田谷区の三軒茶屋にある河北町商工会のアンテナショップ「かほくらし」2階にあるレストランがメニューを一新し、河北の食材をふんだんに使った郷土料理などを味わえるようになった。新型コロナウイルス禍で帰省や観光のための来県が難しくなる中、訪れた人へ「かほくを旅する」をコンセプトに小旅行の気分を提供している。

 かほくらしは3月31日に1階の物販部門をリニューアルし、先月14日からレストランの営業も再開した。ランチは町民の“ソウルフード”である「冷たい肉そば」(850円)や、町内産のこうじで味付けした肉料理などを味わえる「KAHOKU定食」(1200円)、旬のかほくイタリア野菜をふんだんに使った「サラダランチ」(1200円)を提供する。

 シェフ柏崎大貴(ひろき)さん(33)の母親は河北町谷地出身。柏崎さんも幼少期、母の実家の近所だった谷地八幡宮などを何度も訪れたという。町産食材の魅力について「寒暖差で甘味や苦味などの調和が取れている」とし、「食べた瞬間に河北の情景が浮かぶ料理を提供したい」と意気込む。

町内産こうじで味付けした肉料理を堪能できる「KAHOKU定食」(「かほくらし」提供)

 特産品を扱う1階には、秘伝豆や紅大豆などの量り売りコーナーを設置。生産者や産地を紹介するパネルも展示した。

 オープン2年目の昨年はコロナ禍にもかかわらず、売り上げが1年目を上回った。現在は県出身者や三軒茶屋の近隣住民、高齢者の来店が多いが、リニューアルを機に若年層への浸透を図り売り上げ増を目指す。支配人の高塚(こうつか)浩子さんは「ターゲットは食への感度が高い30代女性」とし、「河北町がどんな場所か知ってもらうきっかけとしたい」と話している。

 14日からはディナーでコース料理の提供も行う。新型コロナの収束が見通せず飲食業界は厳しい状況にあるが、高塚さんは「生産者の人となりを伝えるタブロイド紙を店内に設置するなどして、都内で河北の人や空気が感じられる店にしたい」と意気込んでいる。

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