大山クラブ、耐えて連覇 サッカー天皇杯・県代表決定戦

2021/5/10 09:04
〈大山サッカークラブ―山形大医学部サッカー部〉前半7分、先制点を決めた大山クの伊勢陽平(右)に仲間が駆け寄る=天童市・県総合運動公園サッカー場

 サッカーの第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、山形新聞社、共同通信社など共催)の県代表決定戦を兼ねた第25回県総合選手権は9日、天童市の県総合運動公園サッカー場で決勝を行い、大山サッカークラブが2―1で山形大医学部サッカー部に競り勝ち、2連覇を果たした。

 大山クは本県代表として23日に岩手県のいわぎんスタジアムでJ3岩手(岩手県代表)と対戦する。

 昨年の決勝と同じ顔合わせとなった一戦。大山クは前半7分、伊勢陽平が直接FKを決めて先制した。山形大医学部は同26分、野上将貴のパスを受けた◎田海斗がシュートを決め同点。前半を1―1で折り返した。大山クは後半15分、木村比呂のドリブルシュートで勝ち越した。

【ハイライト】主力DFけが、急造布陣でも球際厳しく

 大山クラブは主力DFをけがで欠き、これまで前線でプレーしてきたFW伊勢陽平を最終ラインで起用するシステムで臨んだ。いわば“急造布陣”となったが、その伊勢が先制点を決めるなど攻守で活躍。チーム力の底上げにもつながるような試合内容で優勝をつかみ取った。

 前半7分、ペナルティーエリア左外で得たFKのチャンス。味方に合わせたり、直接も狙えたりする位置だった。「合わせつつ、狙いつつ」―。キッカーを務めた伊勢から放たれたボールは、絶妙な軌道を描いてゴールネットに突き刺さった。試合開始早々の会心の一撃に歓喜の輪が広がった。

 「センターバックもやっていた」という経験を買われての起用だった。利き足は“両足”といい、右足からも左足からも正確なパスを繰り出してゲームをコントロール。いつもとは異なる位置で守備を統率し、後方からパスで攻撃を組み立てる役割も忠実にこなした。

 メンバーがそろわない状況でも、チームとして球際の激しさを維持し続けた。同点に追い付かれ、勢いに乗る相手に押し込まれる時間もあったが耐え抜いた。「ラインを下げないように声を出し、前に前に押し上げた」と伊勢。主将の佐藤貴浩は「難しい展開でもみんなで乗り切れた」と胸を張った。

 東北社会人サッカーリーグ2部に所属し、2年連続で挑戦権を得た天皇杯。昨年は1回戦でJFLのチームと対戦し敗れた。今回も前回と同様、格上のチームと戦う組み合わせだ。昨年の経験を踏まえ、伊勢は「守りに入らず、攻めの覚悟で勝利を目指したい」と意気込んだ。

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