サッカー通じて友好の輪 在山形ベトナム人が大会

2021/5/9 20:23
県内に住むベトナム人が開いたサッカー大会で記念撮影する選手たち=天童市・県総合運動公園

 県内に住むベトナム人によるサッカー大会が9日、天童市の県総合運動公園で開かれた。ベトナムは東南アジアの中でもひときわサッカー人気が高く、日本在住の同国出身者は競技を通じて友好を広げようと、茨城県など各地でサッカー大会を開催している。県内では初めてで、村山、庄内、置賜地方の8チーム計約100人が参加。選手たちはチームごとにそろえたユニホームに身を包み、ボールを追いかけた。

 県内で働く20~30代を中心とした技能実習生や留学生らが、居住地や職場ごとに参加した。▽在山形ベトナム人協会(TVA山形)▽マルハニチロ▽FC米沢▽FC長井▽FC寒河江▽FC天童▽FC鶴岡▽中部ハティン省出身者-の各チームを2ブロックに分け、各ブロックの上位2チームで優勝を争った。

 あいにくの雨模様だったが、中心となって企画したドゥオン・バン・タンさん(33)=山形市、TVA山形=が開会宣言し、国歌を斉唱した。優勝カップやメダルは、鶴岡市の工務店で働くチャン・マイン・フンさん(26)が自国で経営するスポーツ用品店で用意。チームごとにお金を出し合い、ユニホームも注文した。新型コロナウイルス感染拡大で開催が危ぶまれただけに、選手たちは一様にプレーできる喜びを感じているようだった。

 山形労働局によると、県内で働くベトナム人は約1870人。TVA山形の笹原智子代表は「準備段階から楽しくて仕方ない様子だった。彼らにとってサッカーは日本で生活する中でかけがえのないものだと感じた」と説明する。TVAの日本語教室でこの大会を知った米沢市のブー・バン・タオさん(23)は来日4カ月。「職場以外の人とも知り合えて良かった」と笑顔を見せた。頂点に立ったのは、タオさんが所属するFC米沢だった。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]