治水・利水、しっかり学ぶ 「最上川200キロを歩く」、米沢でスタート

2021/5/8 22:45
窪田水辺の楽校で最上川のそばを歩く子どもたち=米沢市

 山形新聞の創刊145周年を記念した山形新聞、山形放送の8大事業の一つ「最上川200キロを歩く 小学生探検リレー」が8日、米沢市の最上川源流域から始まった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止を余儀なくされたが、18回目となる今年は感染予防対策を徹底して実施。7月17日まで計11週にわたり、各地域の小学生や親子が酒田市の河口を目指し、バトン代わりの「ビッグフラッグ」をつなぐ。

 第1週は米沢市のNPO法人学童保育所たんぽぽクラブ(鈴木貴弘理事長)の3~6年生18人が担当し、最上川源流域から高畠町南部までの区間を歩いた。総合出発式を米沢市の直江石堤上流部にある赤崩橋付近で行い、主催者を代表して寒河江浩二山形新聞社長(山形新聞グループ経営会議議長)が「皆さんのお父さん、お母さんも参加したことがあるかもしれない、歴史ある事業。最上川は昨年7月に豪雨で氾濫した。普段は穏やかな川が災害時は怖い川に変わることも勉強してほしい」とあいさつした。

 国土交通省山形河川国道事務所の橋本裕樹所長が「最上川を舞台に治水・利水への理解を深めてもらう貴重な機会」、鈴木理事長が「今日の体験が、美しい最上川を将来に残すため一人一人が行動を起こすきっかけになればいい」と、それぞれ激励した。

 参加児童が次週に引き継ぐビッグフラッグの授与も行われ、板垣正義山形放送社長が、鈴木風雅君(11)と菅原一紗さん(11)に手渡した。児童代表の長拓昌(おさたくあき)君(10)が「リレーの一番最初。しっかりバトンを渡せるよう頑張る」と決意表明した。

 引き続き、橋本所長、鈴木理事長、長君、寒河江社長、板垣社長によるテープカットを行った。出発した子どもたちは直江石堤を見学後、水質検査や土のう作りに挑戦。時折吹く強い風にも負けず、本県の母なる川について学びながら元気に歩き切った。

 探検リレーは国交省、県教育委員会、市町村教委などの協力を得て毎週土曜日に繰り広げる。感染予防のため、参加者数を絞って例年より時間を短縮、小まめな手指消毒、移動バス内での十分な座席間確保などの対策を徹底する。

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