ユニーク商品、学生たちが相次ぎ開発 山形大「EDGE-NEXT」

2021/5/8 11:54
自らのアイデアを生かした商品の開発に取り組む(左から)舟山さん、河田さん、安孫子さん=米沢市

 山形大の起業家育成事業「EDGE―NEXT(エッジネクスト)」人材育成プログラムを受講した山形大工学部生と大学院生が、相次いでユニークな商品を発売している。「かむ力」を育てる米粉グミや東北の伝統工芸品を活用した新型コロナウイルス対策グッズで、健康寿命の延伸や東北の魅力発信への貢献を目指す。

 米粉グミ「米TIME」を開発したのは、大学院有機材料システム研究科博士後期課程1年の安孫子真鈴(まりん)さん(24)。粘りが強い米粉の特性を生かし、菓子としてなじみ深い「グミ」を健康食品として売り出そうと考えた。介護が必要な高齢者が増加する中、かむ力を早い段階から維持、向上させることで健康寿命を延ばそうという狙いだ。

 試作を繰り返した上で、第1弾はハチミツに漬け込んだ商品とした。ハチミツの優しい甘さを味わえるのに加え、糖分の作用で固くなりにくいという。製造は新庄市の会社に委託。2月に販売を始め既に100個超売り上げた。安孫子さんは「今後は野菜の粉末を加えた栄養価の高い商品の開発を目指したい」と話す。

大学院生らが商品開発した米粉グミと玉虫塗ボトルとアルコール消毒液のギフトセット

 大学院社会文化システム研究科修士2年舟山優也さん(25)と、工学部化学・バイオ工学科3年河田亜依さん(20)は、宮城県の伝統工芸品「玉虫塗」のスプレーボトルと、アロマオイルの香り付きアルコール消毒液をセットにしたギフト商品を売り出した。ブランド名は「Giftraxia(ギフトラシア)」。東北の伝統工芸を広く知ってもらい、伝統工芸を次世代につなげたいという思いが根底にある。

 コロナ禍により、旅先などで伝統工芸品に触れる機会も減っていることから、日常に取り入れやすいようコロナ禍でニーズが高まったアルコールスプレーと組み合わせることにした。仙台市の工房のスプレーボトル製品、山梨県の企業のアルコール消毒液をセットにし、今回は既存製品を組み合わせたが、今後は工房と連携したオリジナル製品の開発も視野に入れている。2人は「若い世代が伝統文化に触れる機会をつくりたい。伝統工芸に携わる職人の思いも含め、東北の魅力を伝えていきたい」と意気込みを語る。

 価格は「米TIME」が710円。「玉虫塗スプレーボトル」が5500円。それぞれ通販アプリ「BACE」で取り扱っている。

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