最終盤に栗山一撃、追い付いた モンテ、甲府と分ける

2021/5/7 11:55
〈山形―甲府〉後半ロスタイム、山形のDF栗山直樹(右)が同点のヘディングシュートを決める=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2は第12節の5日、各地で11試合が行われた。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で甲府と2―2で引き分け、3連勝はならなかった。通算成績は3勝5分け4敗。順位は14位に下がった。

 中3日の連戦でGK藤嶋栄介が7戦ぶりに先発復帰した。前半15分、MF藤田息吹が前節に続くゴールを決め、1―0で折り返した。後半3分、クロスから失点し、同25分に追加点を許したが、同ロスタイム、途中出場のDF栗山直樹がCKを頭で合わせた。

 山形は次節の9日、サンガスタジアムbyKYOCERAで京都と戦う。試合は緊急事態宣言に伴い無観客で行われる。

【評】山形が最終盤でドローに持ち込んだ。先制点を奪ったものの、後半から陣形を変えた相手にパスを遮られてリズムを崩した。セカンドボールを拾えない展開から2失点。DF栗山の投入を機に、高さを生かしたパワープレーに切り替え、同点ゴールにつなげた。

【青炎】パワープレーへの変更“吉”と出る

 1点を追う後半ロスタイム、最後の好機だった。巻き返し、手にしたCK。途中出場のDF栗山直樹が頭で意地の一発を決め、土壇場で追い付いた。

 MF藤田息吹の2戦連続得点で先行したものの、上位相手にその後2失点を喫した。本来は短いパスをつないで攻めるチームが後半42分、割り切った戦い方に変えた。投入した栗山を最前線に配置し、浮き球を競り合わせるパワープレーで同点ゴールを狙った。「本人にはそういった展開にも備えてほしいと伝えていた」(佐藤尽監督)。

 栗山は自身より身長の高い外国籍選手と一度ぶつかり、「(勝つ)確率は低いと思い、狙いを変えた」と位置を修正。それに合わせて仲間もロングボールを送り込んだ。

 相手は粘り強く、6分と提示されたロスタイムもわずか。立て続けに右CKのチャンスを得ると、GK藤嶋栄介を敵陣ゴール前に上げた。キッカーは今季初出場となるFW藤村怜。目立つ存在で先に飛び込んだ藤嶋の背後に、栗山がいた。「シュートというよりもゴールに飛ばした」。相手の一人に触れた球が、ゴールに吸い込まれた。

 昨季途中にアキレス腱(けん)断裂の大けがで長期離脱。復帰後の初得点は劇的な内容になったが、試合後の本人が一番冷静だ。「頭が真っ白」だったゴール直後、ベンチの仲間と喜んだ場面を反省。「まだ同点で、本当に未熟だった。ここで勝ち点1、1点を取って良かったと思えるように、次勝つことが大事だと思う」と、京都との一戦に目を向けた。

途中出場選手がいい反応

佐藤尽監督の話 (先制して)逆転される試合展開は、指揮を執った経験がなかった。そういった中でコーチや途中から出場した選手がいい反応をしてくれた。前線からボールを取りに行く場面の強度が少しずつ弱まり、押し込まれて失点が続いた。今後の課題だと思っている。

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