後発薬への切り替え率、本県全国1位 医師、薬剤師に積極姿勢

2021/5/5 12:19

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 先発医薬品から、より安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)への切り替え率で、本県は2020年度に全国1位となったことが、全国健康保険協会(協会けんぽ)のまとめで明らかになった。同協会山形支部はその要因について、薬を処方する医師や薬剤師などが切り替えに関して普段から積極的な姿勢にあり、県民に浸透してきたことを挙げた。

 同協会は20年8月、全国統一で▽15歳以上▽生活習慣病(高血圧、糖尿病など)や慢性疾患(リウマチ、ぜんそくなど)で14日間以上にわたり継続的に薬を服用―の条件を満たす加入者に切り替えを通知した。山形支部は県内約40万人の加入者のうち3万5428人が該当し、9月診療分で効果を検証した。

 山形支部は対象者のうち34.4%に当たる1万2176人が切り替えた。本県はジェネリック医薬品の使用割合が20年8月時点で全体の82.7%と全国4位の高さだが、切り替え率では全国トップ(前年同期は2位)となった。山形に次いで切り替え率が高かったのは熊本支部の32.9%(2位)で、秋田支部が32.8%(3位)。全国平均は28.3%だった。

 県内の年代別切り替え率は、70歳以上が44.5%と最も高く、65~69歳の43.2%、60~64歳の40.6%と続いた。年齢が上がるほど、高血圧など通知対象となる薬剤の種類は増える傾向にある。山形支部は「ジェネリック医薬品に切り替えた場合に薬代の軽減額が大きくなり、切り替えの大きな動機づけになった」と分析する。

 ジェネリック医薬品は先発薬の特許が切れた後に販売される薬。有効成分が同じでも安価なため、増大する医療費の抑制や薬代の負担軽減につながることが期待される。

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