ワイヴァンズ逆転、POへ弾み リーグ最終戦、愛媛に85-66

2021/5/3 12:05
〈山形-愛媛〉第1Q、山形の中島良史がシュートを決めて先制する=天童市・県総合運動公園アリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は2日、各地で3試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで、愛媛(西地区)と今季リーグ最終戦となる第26節代替試合を行い、85―66で逆転勝ちした。通算成績31勝29敗、東地区5位、ワイルドカード2位でリーグ戦を終えた。

 アンドリュー・ランダル、中島良史、川辺亮平、キース・クラントン、河野誠司が先発した。序盤から愛媛の積極的な3点シュートを止められず、第1クオーター(Q)で11点差をつけられた。攻撃の精度が上がらないまま第2Qを32―41で終えた。第3Q序盤で守備を立て直し、連続得点で逆転に成功。中島らの得点で突き放すと、最後までリードを許さなかった。

 ランダルが19得点10リバウンド、中島が13得点、河野が12得点、クラントンが12リバウンド、川辺が10得点だった。観戦者数は1283人。

 次戦は8日、群馬県の太田市運動公園市民体育館で群馬とプレーオフ(PO)準々決勝第1戦を戦う。

 【評】後半に立て直した山形が逆転勝ち。第1Qは愛媛の展開の速さに苦戦し、3点シュート7本などで11点のリードを許した。焦りからか攻撃の安易なミスが目立った。第3Qに好守からの速攻で勢いづき、試合をひっくり返した。守備リバウンドは35を数え、セカンドチャンスを与えなかった。

【マッチアップ】中島躍動、雰囲気変えた

 中島良史がアリーナの雰囲気を変えた。愛媛の猛攻を受け、9点を追う状況で迎えた後半。相手のインサイドを得意のドライブ(ドリブル突破)で切り裂き、第3Qだけで10得点を挙げた。プレーオフ(PO)前、最後の実戦となったリーグ最終戦を勝利で飾り「後半は全員で持ち味を出せた」。しっかりとした手応えをつかみ、大一番へ弾みをつけた。

 第1Qは愛媛ペース。山形のマークは素早い展開にかわされ、積極的な3点シュートを次々に許した。チームはミドルシュートの精度が上がらず、中島自身もずれを感じていた。「今日はシュート感覚が良くない。リングにアタックしよう」。後半に入ると、チームは粘り強い守備でボール奪取。相手を上回る速い攻撃。守備が整わない相手の隙を中島を中心に突いた。

 第1、第3Qはいずれも最初のゴールを決めた中島。チームの背中を押したり、停滞ムードを打開したりする、切り込み隊長とも言える存在だ。ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「今季でもトップクラスにいい内容だったと思う」と絶賛した。中島が「守備を修正できたことが大きかった」と話すように、攻守がかみ合った後半の勢いはPOへ弾みになるはずだ。

 昨年10月に始まった、長いリーグ戦が終わった。主将の河野誠司が「キャリアで一番ハードな練習だった。守備という軸をぶらさずに戦えた」と振り返り「やってきたことは間違いではなかった」。中島とともに、昨季のリーグ最下位を経験したからこその思いだ。1週間後には、去年は想像もできなかったPOが待つ。「見ているお客さんを楽しませ、自分もプレーを楽しみたい」と河野。選手たちは喜びをかみしめながら大舞台に立つ。

一人一人が成長した

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 前半は良くなかったが、後半は追い求めてきたことができた。(POで対戦する)群馬はとても強く、選手の特徴を生かせるかが鍵。今季は選手全員がチームに貢献してくれた。細かい部分を選手に意識させ、一人一人が成長したシーズンだった。

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