終盤ひやり、ワイヴァンズ辛勝 愛媛に98-93

2021/5/2 11:17
〈山形-愛媛〉第2Q、山形のキース・クラントンがシュートを決め26-26とする=天童市・県総合運動公園アリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は1日、各地で3試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで愛媛と第26節の代替試合を行い、98―93で勝利した。通算成績は30勝29敗。1試合を残して今季の勝率5割以上が確定した。

 山形はアンドリュー・ランダル、中島良史、川辺亮平、キース・クラントン、河野誠司が先発した。第1クオーター(Q)序盤は先行したが、終盤に逆転を許した。第2Qに入るとインサイド攻撃を中心に得点を重ね、前半を終えて48―34。第3Q終了までに19点差をつけた。第4Qに愛媛が攻勢を強め、一時3点差まで追い詰められたが逃げ切った。

 ランダルが28得点、クラントンが22得点15リバウンド、川辺が11得点、ナナーダニエル弾が10得点だった。観戦者数は921人。

 2日も同会場で愛媛と対戦する。

【評】山形は第3Qまでの点差を守り切り辛勝。前半はキース・クラントンを中心にインサイドで得点を重ねた。19点差をつけた第4Q、愛媛にパスミスからの速攻や連続3点シュートを許し、一時3点差に迫られたが逃げ切った。愛媛の外国人2選手を止められず計58失点を喫した。

【マッチアップ】インサイドで積み上げた大差、霧消

 あわや足をすくわれるところだった。攻守ともに集中力が高く第3Q終了までに大差をつけながら、第4Q終盤に追い詰められた。前日にプレーオフ(PO)進出が決まり、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「試合に集中しようと選手には話したが、終盤は少し緩みがあったかもしれない」。主力のランス・グルボーンをけがで欠く中、ベンチメンバーのさらなる活躍に期待した。

 前半は山形が主導権を握った。川辺亮平は「出だしはやられたが、すぐに守備で対応できた。チーム守備を徹底できた」。激しいマークと連動したパスカット、ゴール下での粘り強い守備が光った。攻撃はインサイドのキース・クラントンがけん引。「コンディションは良い。ランス(グルボーン)がけがで出場できない分、積極的にいこうと思った」と話すように、力強さとマークをかわすしなやかさを見せ、状態の良さが際立った。

 一方、奮起を期待したいのはベンチメンバーだ。グルボーンが出場できない現状、ナナーダニエル弾、鶴田美勇士ら高さのある日本人選手の活躍は欠かせない。ライコビッチHCは2選手について「守備は頑張っていたが、外国人選手に対応できなかった」。先を見据える上でも、リーグ最終戦でしっかりと手応えをつかんで大舞台に臨みたい。

 収穫と課題の両方が見えた最終節第1戦。川辺は「結果的に勝てたが、第4Qの最後まで自分たちのバスケットをやり切ることが大事」と言い切る。強豪と対戦するPOはわずかな隙も許されない。クラントンは「ホームで皆さんに勝利を見せたい。群馬戦へいい流れを生みたい」と意気込んだ。

正直、危なかった

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 正直、今日は危なかった。選手全員に一定のプレー時間を与えられたことは良かったし、明日もそうしたい。点差が開くとミスをしてもいいと思うときがあるが、ミスが続くと結果に大きく響くことがある。(最終戦も)POのことは考えずに臨む。

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