宮城で震度5強、つばさなど運休・遅れ 県内、中山で震度4

2021/5/2 10:11
つばさ136号が停車したままになったJR米沢駅。乗客が食べ物や飲み物を買いに降車する姿も見られた=1日午前11時55分、米沢市

 1日午前10時27分ごろ、宮城県で震度5強の地震があった。青森、岩手、福島各県でも震度5弱を観測、北海道から近畿の広い範囲で揺れた。本県では中山町の震度4が最大だった。気象庁によると、震源地は宮城県沖で、震源の深さは51キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.8と推定される。

県内JR乱れ、計3230人に影響

 中山町で震度4を観測した1日の地震で、県内では山形新幹線つばさなどJR各線が一時運転を見合わせたほか、山形自動車道が通行止めになり、大型連休の交通網が乱れた。

 JR東日本山形支店によると、つばさは東北新幹線が大宮―新青森間で運転を見合わせたため、上下計14本が運休・区間運休し、上下計19本に最大7時間以上の遅れが出た。奥羽本線は上下計4本の遅れ。仙山線は上下計2本が運休、上下計7本が最大2時間遅れた。

 陸羽東線は池月(宮城県大崎市)―最上間で運転を見合わせ、上下計6本が運休し、上下計3本が最大6時間半遅れた。陸羽西線は車両運用の都合で上下計2本が運休した。

 計約3230人に影響した。

 山形自動車道は笹谷インターチェンジ(IC)―宮城川崎ICの上下線で安全点検のため約1時間55分間、通行止めとなった。

 県や各警察署、東北電力ネットワーク山形支社によると、人的被害や建物被害、停電は確認されていない。

足止めに困惑、不安

 地震で各線のダイヤが乱れ、山形市のJR山形駅では掲示板や係員のアナウンスで情報を得ようと、改札前に多くの人が集まった。山形新幹線つばさで東京に向かおうとしていた山形市東原町の会社員男性(54)は「再開のめどが立つのはいつごろだろうか」と困惑した表情。山形大1年の男子学生(19)は仙台市の家に戻る途中で、「早く帰りたい」とこぼした。30分弱の遅れで山形駅に到着したつばさに乗っていた都内の会社員男性(48)は「地震には全く気が付かず、地震のアラームに驚いた。長時間遅れなくて良かった」とほっとした様子だった。

 米沢駅では東京行き山形新幹線つばさ136号が足止めされた。降車口は開放され、降車して食料や飲み物を買い求める人も。2歳の孫を含む家族5人で米沢市の小野川温泉を訪れていた横浜市の60代女性は「今日中に帰らないといけないが、再開のめどが立たず少し心配。小さい子どもがいるので飲み物、食べ物だけ確保した」と語った。埼玉県から米沢市内の友人宅を訪れていた会社員女性(24)は「新潟回りで帰ることも考えたが、上越新幹線にも遅れが出ているようで…。とりあえず新幹線に乗って考える」と話し、車両に乗り込んだ。弟の葬式を終え、新庄駅から相模原市の自宅へ戻る予定だった70代女性は「運転再開が分かるまで切符も買えない。今日中に帰れるだろうか」と不安そうだった。

 山形自動車道は笹谷インターチェンジ(IC)―宮城川崎IC(宮城県川崎町)間が一時通行止めに。名取市から天童市などに向けてパン・菓子の材料を運搬していたトラックの20代男性運転手は宮城川崎ICで「途中で昼食を取るため早めに出てきたけど無理そう」と話し、会社に電話連絡していた。

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