無残…大雪で松林損傷 尾花沢・徳良湖、市が撤去作業急ぐ

2021/4/24 12:57
雪の重みで多くの木が倒れた徳良湖の松林。電柱も倒れ、一時は木々と遊歩道をふさいでいた=20日、尾花沢市

 観光シーズンを迎えた尾花沢市の徳良湖で、東側に連なる松林が昨年から一変した。大雪の影響で約100本が損傷し、一時は倒木や折れた枝が遊歩道をふさいだ。市民らの憩いの場に荒れた景色が広がり、市が撤去作業が進めている。

 今月に入り、雪解けによって松林の痛々しい姿が現れた。20日の時点ではあちこちで幹が折れ、枝は散乱。高さ20メートル以上はある太い木が根こそぎ倒れていた。木と電柱が一緒に倒れ、遊歩道を覆った。湖のすぐそばにある数本は横たわり、水面に浸かっていた。

 1周約3キロの徳良湖には周回できる遊歩道があり、そのコースは松林の中を通る。天候に恵まれた同日、グループでウオーキングをしていた市内の男性は「こんな風景は初めて見た。徳良湖は風が強いので、さらに被害が出なければ良いが…」。遊歩道がふさがれていたためか、ランニング中の男性は松林の外側を走っていた。

 松林を管理する市商工観光課によると、雪による損傷や倒木は毎年あるが、例年は10本や20本程度だという。昨春は少雪だったため、ほぼゼロだった。今年は103本と際立つ。シーズン全体の降雪量に加え、昨年12月に一気に降ったことと、その雪が重かったことを複数の人が原因に挙げる。

 市の担当者は「庭園のようなものでもなく、雪囲いをするわけにもいかない」と頭を悩ませる。ただし外側の道路に面している木々は、倒木による交通障害が起きないように、枝に積もった雪を落としているという。

 市は景観に配慮して撤去を急いでおり、23日には通路をふさぐ倒木の多くは解消されていた。

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