走る「十二神将」、ラッピング車両を運行 左沢線、29日から

2021/4/23 12:42
(上)左沢線車両にラッピングされるデザイン (下)慈恩寺旧境内と木造十二神将立像の姿をラッピングする左沢線車両のイメージ

 JR東日本は29日から、左沢線で寒河江市の慈恩寺と同寺の国指定重要文化財「木造十二神将立像」の姿をラッピングした車両を運行する。国指定史跡の慈恩寺旧境内と5月1日に開館するガイダンス交流拠点施設「慈恩寺テラス」を、左沢線を利用する高校生や一般客にPRする。一方で新型コロナウイルス禍の現在、病魔退散を願う人々に注目されそうだ。

 ラッピングは市が企画、同線の計13車両のうち2両に施す。車両側面の両側に巻物をモチーフにした縦91センチ、長さ7メートルの帯状のデザインを加え、慈恩寺の本堂や三重塔などと十二神将を6体ずつ写真で紹介する。十二神将は憤怒の表情や躍動感ある姿が特徴で、慈恩寺の文化財の中でも人気が高く安置してある薬師堂を訪れ拝観する人が多い。慈恩寺テラスは慈恩寺の魅力と価値を分かりやすく伝える新施設。プロジェクションマッピングを使った展示室や円形シアタールームを備え、無料で入館できる。

 市の担当者は「高校生など若者にも慈恩寺に関心を持ってほしい。そして左沢線に乗る人に慈恩寺を訪れてほしい」と話す。十二神将は病気平癒の願いを集める薬師如来を守る存在とされる。コロナ禍で観光には逆風が吹いているが、担当者は「この電車を利用し、コロナ退散も願ってくれればうれしい」と語っている。運行は10月31日まで。

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