第65回県縦断駅伝・注目のランナー(3) 新庄・最上、寒河江・西村山、長井・西置賜

2021/4/22 15:19
「攻めのレースを見せたい」と意欲を燃やす清水涼雅(新庄市教委)

【新庄・最上】清水涼雅―積極果敢、期待の新星

 下位からの躍進を期す新庄・最上でエースとして存在感を放つ新戦力の清水涼雅(23)=新庄市教委。板垣新一監督が「県のトップ選手に育てたい」と話す、群馬県出身の期待の星は「攻めのレースを見せたい」と意欲は十分だ。

 地元の前橋育英高で長距離を始め、駿河台大で実力を磨いた。県縦断駅伝に出場した大学の先輩・寄木康弘の後を引き継ぐ形でチームに加入。本人は大学4年時に故障で走れなかったこともあり「卒業後は競技を引退するつもりだった」という。一般企業への就職も決まっていたが、大学の徳本一善監督の勧めもあり「後悔はしたくなかった」と決断した。

 フォームにぶれがなく、長い距離も苦にしない。昨年10月の奥羽横断駅伝では本県チームの3連覇に貢献。今大会では主要区間での起用が予想され「強い選手との勝負になる。食らい付きたい」。出羽路を駆け抜けるイメージは既にできている。

チームの期待を集める新戦力の荒井雄哉(山形環境エンジニアリング)

【寒河江・西村山】荒井雄哉―箱根の舞台が自信に

 今年の箱根駅伝で東京国際大の5区を担った荒井雄哉(22)=山形環境エンジニアリング=が、就職を機に寒河江・西村山に加入した。憧れの舞台を経験して自信を付けた若武者は「区間賞を狙う」と静かに闘志を燃やす。

 東根市出身で、父と三つ上の兄の走る姿が好きだった。「格好良かった。自分もそうなりたい」。神町小1年時から懸命に背中を追いかけた日々が成長の原点だ。東海大山形高2年時に全国高校駅伝を経験。大学で粘り強さに磨きを掛け、念願だった箱根駅伝の出場機会を勝ち取った。

 5区は山上りの注目区間だが、新型コロナ禍に伴う沿道での応援自粛の要請もあり、大舞台を駆ける姿を両親に現地で見てもらうことはできなかった。だからこそ「県縦断駅伝で活躍する姿を見せて恩返ししたい」と意気込む。チームメートからの期待も大きい。「自分の走りで流れを引き寄せる」。責任感にあふれる姿は頼もしい。

前回大会のリベンジに燃える嵐琉煌(東海大山形高2年)

【長井・西置賜】嵐琉煌―勇姿を父に贈りたい

 「2年間で最も成長した選手」。長井・西置賜の嵐琉煌(りゅうき)(16)=東海大山形高2年=の伸びしろに、関係者は口をそろえて太鼓判を押す。初出場の前回大会は緊張で納得の走りができなかっただけに、「チームの順位を一つでも押し上げる走りがしたい」と雪辱を期す。

 南陽・東置賜で活躍を続ける叔父の中川敦史(35)=高畠町役場=に憧れて陸上を始めた。通っていた飯豊中には陸上部がなく、美術部に所属しながら町内の陸上クラブで練習を重ねた。県内の有力選手が集う高校では周囲に刺激を受けながら力を蓄え、「フォームなど、他の選手のいい部分を取り入れながら練習している」と話す。

 2年間での変化について、「前の走者に離されてしまった時、粘り強く付いていけるようになった」と胸を張る。大会最終日の29日は父・正人さん(38)の誕生日という。「プレゼントは既に決めている」。好記録で駆ける自身の雄姿だ。

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