霜害、朝日特産「ふじ」や庄内の柿にも 県、着果管理の徹底呼び掛け

2021/4/17 11:54
低温による「ふじ」への被害を確認する清野文一組合長=朝日町古槙

 気温が低い日が続いた影響で県内では霜害が広がり、これまで確認されたサクランボに加え、リンゴなどの果樹にも及んでいることが16日、県などの調査で分かった。朝日町では特産の「ふじ」の被害が多数確認されており、生産者は危機感を強めている。サクランボと同様に、今後の対策が結実に向けて大切になることから、県は管理の徹底を呼び掛けている。

 県によると、被害が確認されているのはサクランボやリンゴ、庄内の柿。リンゴはサクランボと同じで、つぼみに霜が当たると雌しべが凍って枯死し、実を付けなくなる。「ふじ」の満開期は平年だと5月上旬だが、今季は気温が高かった影響で生育が早まっており、霜害に遭いやすくなっているという。

 朝日町やJAさがえ西村山などによると、11日朝と15日朝の低温で、開花を控えていたふじのつぼみに霜が当たったとみられる。同町古槙の清野文一古槙果樹組合長(60)の園地では、複数の樹木で雌しべが茶色に枯れる被害が見つかった。清野組合長は「どれくらいの被害になるのだろうか」と不安そうに話す。

 県置賜総合支庁農業技術普及課によると、置賜地方でも一部地域で「ふじ」の雌しべが枯死する霜害が確認されている。

 リンゴのつぼみは複数あるため、被害の程度に合わせた管理が今後の着果につながるという。県は状態に応じてつぼみを残したり、摘花をしたりするよう指導。同JAも人工授粉などで確実な着果に結びつけるよう呼び掛けていく考えだ。県農業技術環境課は「生産者には栽培管理を徹底してもらい、県としても量と品質が確保できるよう支援していきたい」としている。

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