県内第3波、収束見えず 新型コロナ、高止まり続く新規感染者

2021/4/17 10:36

 県内で新型コロナウイルスの感染者が高止まりしている。2桁の感染者公表は16日までに30日連続。この間の感染者は739人に上る。昨年4月の第1波、12~1月の第2波と比べて現在の第3波は規模が大きく、収束は見えない。村山地方での感染が多数を占め、県独自の緊急事態宣言が出ている山形市にとどまらず、周辺自治体ではクラスター(感染者集団)が相次ぎ、生活圏域での対応が求められる。

 新規感染者は3月18日に11人が公表されて以降、2桁が続いている。30日間の累計739人のうち村山地方が671人と、9割超を占める。山形市が半数以上の390人で、寒河江市84人、上山市53人、天童市45人と続く。

 3月25日には県内の新規感染者が49人に上り、1日当たりで最多となった。最多人数は第1波の6人、第2波の22人を大きく上回った。第2波でも2桁が続いたのは最長4日間で、第3波の感染拡大の規模はこれまでで最も大きくなっている。過去30日間の死亡者数も9人を数える。

 感染拡大に大きく影響しているのがクラスターだ。18日以降、山形、天童、寒河江、上山各市の飲食店や介護施設、保育園など合わせて11のクラスターが発生した。職員・従業員や利用者のほか、その家族や関係者への感染も相次いで確認されている。

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 山形市を中心に村山地域で感染が広がっていることに関し、県の担当者は「クラスターの影響が大きかったのと、宮城県で感染者が一気に増大し、生活圏を共にする本県においても追従するように感染が拡大し、第3波につながったとみられる」と分析する。村山地方では仕事や通学などで近隣自治体との往来が多いことも影響しているとみられる。

 収束に向けて効果が期待されるワクチン接種も今月からスタートしたものの、全県民に行き渡る見通しは立っていないのが現状だ。こうした中での感染防止策として、県は「個々の注意が必要」と強調する。マスクの着用や家庭での体調管理といった基本的な対策を促し、感染拡大を抑え込んでいきたい考え。

 第3波に入って県内でも確認された変異株「E484K」の影響については、今後、検証する必要があるとしている。

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