新たな名物に、地元生乳の氷菓開発 酒田の田村牛乳、アイスクリームとシャーベット

2021/4/16 12:32
田村牛乳が販売を開始するシャーベット(左)とアイスクリーム(右)

 庄内地域で全ての小中学校に給食の牛乳を供給している田村牛乳(酒田市)は、地元の生乳を使ったアイスクリームと、はちみつレモン味のシャーベットを開発し、16日から販売を開始する。シャーベットは同社が始めたチーズ製造で出る副産物の乳清(ホエイ)を活用。田村耕永社長(41)は「庄内各地の限定アイスクリームなども開発し、新たな地域の名物にしたい」と話している。

 アイスクリームは庄内地域の生乳を100%使い、牛乳本来の味わいが楽しめるよう仕上げた。同社は地元の飲食店関係者の要望を受け、昨年からモッツァレラチーズの製造も始めた。製造過程で生乳を殺菌、加温するなどすると、固まる部分と、液体のホエイに分かれる。シャーベットには、このホエイを使用。乳脂肪分などが取り除かれタンパク質などが豊富に含まれており、田村社長は「ヨーグルトのような風味があり、はちみつレモンの味わいが合っている」と話す。

 製造は米沢市のビックエフ商会が運営する手づくりジェラート店「グレイス」が担当。既に同店では先行販売している。16日からは、酒田市内のスーパー「ト一屋みずほ通り店」、鶴岡市内では「主婦の店」のパル店とmina(ミーナ)店、遊佐町のグリーンストアで販売し、いずれも100ミリリットル入りで350円(税込み)。

 田村牛乳は昨春、新型コロナウイルスの感染拡大による休校で牛乳が余った際、買い支えなどの支援を受けた。酒田市では新たな牧場の建設が進んでおり、田村社長は「コロナ禍で地域に支えられた分、恩返しをしたい。今後は牧場の生乳を使い、地元の酪農家を支え、観光振興にも役立つ加工品を作っていく」と話した。

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