介護福祉士の合格率100% 東北文教大短期大学部、人間福祉学科卒の33人

2021/4/16 12:13
介護福祉士の国家試験合格を喜ぶ卒業生(左)と橋本美香学科長=山形市・東北文教大

 東北文教大短期大学部(山形市)の人間福祉学科の今春の卒業生のうち、介護福祉士の国家試験に挑んだ33人全員が見事に突破し、合格率100%となった。全国の養成施設別合格率では合格者の規模で2位にランクされた。このうち31人は県内の介護施設などに就職し、地域の福祉を支えていく。

 厚生労働省は養成施設の教育の質を向上させるため、今回初めて受験者数と合格者数による合格率順を公表した。同短大部は養成施設(全体)で、岡山県の専門学校に次ぐ結果となった。

 国家試験は今年1月31日に筆記、3月7日に実技の試験を実施(同学科は実技免除)。全国で8万4483人が受験し、合格率は71%。2020年度の同学科2年生は、35人のうち33人が試験に臨んだ。合格率100%は、養成施設卒業生に国家試験の受験資格が付与された17年度以降初めて。合格者の一人、荒井日和さん(50)は「現役の学生と共に学び、全員合格となり大変うれしい」と喜ぶ。

 学生たちは計3回の模擬試験で自分の苦手分野を分析したほか、特別講座や個別指導などを通して学びを深めた。橋本美香学科長は「知識や技術だけでなく、人に向き合う誠実さなどを醸成できるよう、学生に考えさせ、理解を促す授業を心掛けた」と振り返る。

 新型コロナウイルス禍で、介護現場では常にマスク着用となるが、五十嵐凜さん(20)は「動作やまなざしに優しさを込めて接していきたい」と話す。片山知佳さん(20)は「学んだことを現場で生かせるように頑張る」と意気込んだ。

 同学科は本年度、現代福祉学科に名称を変更した。

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