霜害、紅秀峰の枯死深刻 JAさがえ西村山、人工授粉呼び掛け

2021/4/16 10:18
「紅秀峰」の枯死被害を確認する秋場尚弘部会長=寒河江市入倉

 サクランボが開花時期を控える中で気温が低い日があり、JAさがえ西村山管内の園地では、主に「紅秀峰」が霜による被害を受けていることが15日までに確認された。25園地のうち14園地で、半数以上の雌しべが枯死している状況だった。同JAは、さらなる低温被害への注意と、結実に向けた人工授粉を呼び掛けている。

 同JAによると、11日朝に寒河江市内ではサクランボの発芽期の安全限界温度である氷点下3度を下回る氷点下4.8度を観測。樹木の下部に多くの被害が見られ、七つの園地では、7割以上の雌しべが枯死していた。さがえ西村山さくらんぼ部会の秋場尚弘部会長(67)=同市入倉=の園地では8割以上が被害に遭い、「例年より開花が早まる中、最悪のタイミングだった」と嘆く。この園地の収穫量については3~4割減も想定されるという。

 サクランボは多くのつぼみを付けるため、残っている花を生かすことで、着果を確保することは可能といい、今後は、霜害対策と確実な授粉が大切になる。秋場部会長は「望みを捨てず、消費者においしい紅秀峰を届けられるよう努力したい」と語った。

 開花時期が遅れる「佐藤錦」については、「紅秀峰」ほどの被害が及んでいないという。

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