都内で作品展へ「山形の魅力発信したい」 本県にUターン移住、イラストレーターの竹永さん

2021/4/14 23:29
社会科の教科書の表紙イラストを手掛けた竹永絵里さん=山形市

 県内全ての小学3~6年生が使っている社会科の教科書。働く人や歴史上の人など表紙の絵を手掛けたのは、山形市に住むイラストレーター竹永絵里さん(39)=福岡県出身=だ。元々は東京を拠点に書籍や大手企業の広告ビジュアルなど多彩な仕事をしてきたが、夫のUターンに伴って昨年同市に移住した。「山形の魅力を広く発信したい」と来月、都内で山形に特化した作品展を開くなど意欲を見せている。

 竹永さんのイラストは、柔らかいタッチと親しみやすい雰囲気が特徴。東京書籍の「新しい社会」の表紙イラストは昨年度版から担当し、「誰からも受け入れられるイラストを意識して描いている」と話す。絵本「世界の民族衣装」の著書を持つなど多様性の表現も得意とし、教科書でもその腕を生かしている。

 ほかにも、文化庁主催の「『日本遺産の日』記念シンポジウム」のポスターイラストなどイベントビジュアル、JALグループ機内誌や生活情報誌「オレンジページ」の連載など、全国的な仕事を手掛けてきた。新型コロナウイルス禍でオンライン会議が普及したこともあり、移住した今も仕事ぶりは変わらない。だが、今後は「地元の人と触れ合いながら絵を描き、地域に密着した仕事もしていきたい」と目標を語る。

 登山やキャンプが好きだという竹永さんは、目に入る本県の自然の美しさ、食べ物のおいしさに感動したという。移住したての自分だからこそできる魅力を発信しようと、5月28日~6月2日に東京都渋谷区のオーパギャラリーで個展「いぐべ!山形」を開く。本県が誇る果実や郷土料理、伝統工芸品、観光名所などをイラストで紹介する予定。竹永さんは「山形は魅力がいっぱい。多くの人に山形に興味を持ってもらい、観光で訪れたり、私のように移住してくれたりしたらいいな」と笑顔で話した。

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