旧ホテル雷屋の解体作業が完了 鶴岡市が代執行

2021/4/14 09:48
旧ホテル雷屋が解体された現地=鶴岡市堅苔沢

 廃虚化していた旧ホテル雷屋(鶴岡市堅苔沢)の解体作業が完了し、市は13日、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行の終了を宣言した。事業費は計1億7924万円。国の交付金や過疎債を活用し、実質的な市の負担は3651万円だった。

 昨年3月に代執行開始を宣言し、7階建ての本館など4施設、延べ床面積計3408平方メートルを解体した。この日は現地で皆川治市長が代執行終了を宣言。撤去後ののり面の保護も行っており、「地盤の安定状況についてしっかり把握していく」と述べた。地元・小堅地区自治振興会の本間仁一(にいち)会長(78)は「無事に撤去が済んで良かった」と胸をなで下ろした。

解体前の旧ホテル雷屋(鶴岡市提供)

 雷屋を巡っては、2007年の破産手続き開始で法人が解散する一方、10年に手続きが中止に。実体のない法人が所有者のまま、建物が放置された。19年の本県沖地震後、市は倒壊の危険性が高まったとして特定空き家に認定。公費を投じた解体に踏み切った。

 市環境課によると、土地は実態のない法人と、元役員の名義が混在しているという。同課は「住民生活への影響を踏まえながら、必要な対応を地域と共に考えたい」としている。

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