安心・安全の旅、続々登場 県内各社、コロナ下で知恵絞り企画

2021/4/13 11:50
山新観光は、初めてのPCR検査付きのツアーとして熊野古道などを訪ねる旅を企画した

 新型コロナウイルス感染拡大で旅行業界が大打撃を受ける一方、長く我慢を強いられている消費者の「旅行熱」も内心では高まっているといい、県内各旅行会社は「安心・安全に最大限配慮した旅の提供」に知恵を絞っている。キーワードは「PCR検査付き」や「屋外」「地元」だ。

 山新観光(山形市)は、PCR検査付きのツアー第1弾として、山形空港発着のチャーター機で世界遺産の熊野古道や霊場・高野山(和歌山県)を訪ねる2泊3日のツアーを5月下旬に計画している。出発の約10日前に参加者宅に検査キットを届け、出発4、5日前に参加者が唾液を採取してキットを郵送すると、おおむね翌日に参加者の携帯に結果が届く仕組み。検査費用は同社が負担し、陰性の人のみ旅行に参加する。

 27日発と30日発の2回で各回3コースを用意。(1)高野山の大門や金剛峯寺などをじっくり巡る高野山観光(定員40人)(2)熊野古道の大門坂や那智の滝などを巡る熊野三山・古道観光(同20人)(3)熊野古道の発心門王子~熊野本宮大社をトレッキングする熊野トレッキング(同20人)。(1)と(2)では、昨年秋に赤ちゃんパンダが生まれた「アドベンチャーワールド」を訪ねるオプションを選べる。

 チャーター便で南紀白浜空港に直行するため観光時間が長いのも特長。旅行介助士の資格を持つ同社添乗員が同行する。料金は13万9千円から。山新観光023(622)4555。

 ヘルスツーリズムに力を入れてきた山交観光(山形市)は、従来のウオーキングツアーに加えトレッキングや登山、屋外ヨガなどを入れ込んだツアーを今月から始める。第1弾が29日に予定しているフラワー長井線貸し切り乗車と沿線ハイキングの日帰りツアー。長井―鮎貝駅間を貸し切り車両に乗車し、鮎貝駅からは線路に沿って、見頃のスイセンと雄大な最上川を眺めながら約5キロ歩く。南陽市の赤湯温泉・御殿守で入浴と昼食を楽しみ、烏帽子山公園を散策する。

 長井駅までは新庄市や山形市など9カ所に設けた乗降場所から貸し切りバスで向かう。バスの乗車定員を半分にするなど感染予防対策も徹底する。料金は中学生以上が9900円から、小学生は6900円から。定員は44人。山交観光023(641)4567。

 庄交トラベル(鶴岡市)は県内の旅を拡充。庄内地域から近い最上地域を新たな行き先として発掘し、大蔵村のわさび農園でワサビの加工体験、鮭川村のバラ農家の見学、キノコの詰め放題体験などの日帰りバスツアーを企画した。5月22日の計画で庄内地域発着。昼食、バラの花束付きで1人9800円。

 また、庄内に点在する即身仏6体(5カ所)を巡詣する2泊3日の旅も企画した。宿泊先は湯田川温泉(鶴岡市)など。6~10月に月2、3回実施する予定だ。1人7万8千円。庄交トラベル0235(24)2550。

 いずれも県民限定で各助成金を活用しており、通常より価格が安い。旅行の催行は感染状況によって変更の可能性がある。

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