偉業に歓喜、朝から絶叫 松山選手がマスターズ初制覇、県内から祝福の声

2021/4/13 11:32

 米ゴルフのマスターズ・トーナメントで優勝し、日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた松山英樹選手(29)の雄姿に、県内の関係者や愛好家の目はくぎ付けになった。「朝から絶叫した」「もらい泣きしそうになった」。偉業の報に触れて歓喜に沸き、スポーツ店も競技の盛り上がりに期待を込めた。

松山英樹選手と写真に納まる芦野政広さん(左)=山形市・スイングアリーナ山形店(芦野さん提供)

■ずっと家族で応援

 松山選手は東北福祉大4年時の2013年8月、シミュレーションゴルフの「スイングアリーナ山形店」(山形市)を後輩の早藤将太キャディーらと訪れていた。飛距離を競う“ドラコン”で対決した店長のプロゴルファー・芦野政広さん(52)は「300ヤードを超えればすごいのに、松山選手は360ヤードを飛ばし、衝撃的だった」と当時を振り返り、「スクリーンに今まで見たことのない景色が映し出された」と懐かしむ。経営する半田新也さん(44)は「プロを目指している娘にもゴルフ場、お店で優しくしてもらい、ずっと家族で応援していた。今日は朝から絶叫した」と快挙を喜んだ。

■精神力素晴らしい

 新庄市のゴルフ練習場に来ていた正野一義さん(53)=新庄市城西町、会社員=も早起きして偉業の瞬間を目にした。「解説者が泣きながら祝福していて、もらい泣きしそうになった」。期待されながらも、届かなかった栄冠をつかんだ姿に「タイトルが大きいだけに、プレッシャーをはねのけた精神力は素晴らしい」と語った。

■メンタル成長、感動

 最上川カントリークラブ(酒田市)でプレーを楽しんでいた佐藤義一さん(71)=庄内町狩川、無職=と、前田幸司さん(71)=酒田市坂野辺新田、無職=は歴史的瞬間をテレビで見届けた。「優勝の重圧が掛かる中、最終日は我慢のゴルフでよく耐えた。メンタル面の成長がようやく実を結び、感動した」と話し、「松山選手になったつもりでプレーしようかな」と再びコースに繰り出した。

松山英樹選手の活躍とともに、関連するゴルフ用品への関心も高まっている=山形市南原町2丁目・カスカワスポーツ

■ゴルフショップ、盛り上がりに期待

 ゴルフショップを展開するカスカワスポーツ(山形市)では、マスターズ・トーナメント期間中、松山選手が使用しているシューズと同メーカーの商品の売れ行きが好調だったという。担当する本店係長の鈴木俊之さん(45)もテレビで応援した一人で、「優勝はすごいこと。これを機会にゴルフが盛り上がってほしい」と期待。松山選手に関連するボールや帽子などにも注目が集まると予測され、「何らかのキャンペーンを計画したい」と話した。

大学の後輩「僕もうれしくなった」―関選手(山形出身)も興奮

 松山選手と同じ東北福祉大出身で、6年後輩のプロゴルファー・関将太選手(23)=山形市出身=は、スマートフォンのライブ配信にくぎ付けになったという。ツアー大会の練習ラウンドを回りながら快挙を見届け「4大メジャーの中でも、選手が最も夢見る大会。僕もうれしくなった」と興奮した様子で語った。

 関選手は大学生の時、すでに米国を舞台に活躍していた松山選手と宮城の練習場で会ったという。「とにかく体が大きかった。練習場が揺れるような音と速さのスイングに圧倒された」と当時の驚きを語った。

 大学1年の時、当時の4年生に松山選手のことを聞いたことがある。先輩いわく「練習の鬼」。一番早く練習に来て、遅く帰る。量、質ともに誰にも負けなかったという。

 関選手は昨年、日本プロゴルフ協会の資格認定プロテストに合格。国内チャレンジ(下部)ツアー出場も勝ち取った。14日の初戦へ「状態はいい。まずは一つ優勝したい」。夢は松山選手を追って、4大メジャー大会で優勝することだ。

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