精度に差、ワイヴァンズ完敗 茨城戦71-90

2021/4/11 10:30

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は第30節の10日、各地で5試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで茨城(東地区)と対戦し、71―90で敗れた。通算成績は25勝26敗で、順位は5位のまま。

 山形はアンドリュー・ランダル、中島良史、川辺亮平、キース・クラントン、河野誠司が先発した。序盤から相手の守備に苦戦してゴールが遠く、いきなり点差が開いた。徐々に攻撃のリズムをつかむが、茨城の高精度シュートに押されて前半を37―51で折り返した。後半に入ると茨城がさらに攻勢を強め、第3クオーター(Q)を終えて23点差をつけられた。山形は最終盤に立て直したが、逆転するには遅すぎた。

 ランダルが25得点、ランス・グルボーンが16得点、中島が10得点だった。観戦者数は535人。この試合の結果、茨城のプレーオフ進出が確定した。

 11日も同会場で茨城と対戦する。

 【評】山形は攻撃にリズムを生み出せず完敗。序盤から激しい守備を見せたが、シュートがことごとくリングに嫌われた。その間、インサイドを攻め込まれて点差が開き、一気に主導権を奪われた。茨城のシュート成功率54%に対し、山形は38%と精度で大差がついた。

〈山形―茨城〉第2Q、シュートを決める和田保彦。ファウルを誘いフリースローを獲得した=天童市・県総合運動公園アリーナ

連携不足、コロナの影響大きく

 持ち味の守備は決して悪くはなかった。それでも徐々に点差が開いた要因は、攻撃の精度と連係の不足だ。コロナ禍で練習ができなかった影響は想像以上に大きく、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「攻撃にまだ波がある。いかに早く感覚を戻せるかが大切」と冷静に分析した。

 出だしから果敢な守備で対応し、ターンオーバー(攻撃のミスで攻守が入れ替わること)数リーグ最少の茨城から何度もボールを奪って得点につなげた。和田保彦が「前半は自分たちのターンオーバーは少なく、逆に相手にミスをさせることができた」と振り返るように、チームディフェンスは機能した。

 しかし、そこから攻撃につながらなかった。インサイドは強さのある外国人選手に押さえ込まれ、ならばと放った外角シュートも精度を欠いた。フリースローを除けば連続得点は数えるほどしかなく、高い攻撃力を持つ相手に、攻撃で食い下がれなかった。

 連係が強みの山形にとって、練習できなかったブランクはいまだに尾を引く。主将の河野誠司は「後半から相手が守備を変更したが、対応する練習ができていなかった」。それでも限られた時間で連係と感覚を取り戻そうと、チームは必死にもがいている。和田は「少しのずれがいろんなところにある。そこさえ直せばチームは良くなる」と懸命に前を向いた。

状況判断もっと良くしなければ

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 選手がけがをせずにプレーしたことが大切。青森戦はベンチメンバーの出場が限定的だったので、起用しようと考えていた。感覚は試合を重ねれば戻ると思うし、自分たちでコントロールできる部分。状況判断をもっと良くしていかないといけない。

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