県健康福祉部長、変異株発言巡り陳謝 議会運営委、確認の事実提示せず

2021/4/9 11:11

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 県内で新型コロナウイルスの変異株が確認されながら、県側が県議からの質問に対して事実を明らかにしなかったことを巡り、渡辺丈洋健康福祉部長は8日の議会運営委員会で、「県議会や県民に誤解や心配をかけてしまい、深くおわび申し上げたい」と陳謝した。県内で見つかった変異株が、国が公表している種類と異なっていたことが理由という。

 渡辺部長は2日の議運で、木村忠三委員(県政クラブ)の質問に、「各県で公表している変異株(N501Y)は、本県で確認されていない」と説明し、今回の変異株(E484K)には言及しなかった。一方、吉村美栄子知事は5日の会見で、宮城県などで確認されている変異株(E484K)が県内でも見つかっていたことを明らかにし、県の見解が一貫性を欠く形となった。

 この日の議運で、木村委員は「(2日の)私の問いは一体何だったのか。E484Kが見つかっていたのであれば、正しい情報を提示してもらいたかった。県民が不安になる対応で、強く申し上げたい」と苦言を呈した。

 渡辺部長は山形新聞の取材に、「議運では国が注意喚起し、公表している変異株の状況を示した。県内で見つかった変異株は別のもので、誤解を招く恐れがあり説明しなかった」としている。

 今後の変異株の検査方針に関しては「県衛生研究所などへ持ち込まれた検体は今も検査を実施しているが、民間検査機関に委託された検体についても変異株の検査対象にできないか検討したい」とした。

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