気勢を上げて、成功願う 鶴岡・松ケ岡開墾150年事業開始式

2021/4/8 10:32
松ケ岡開墾150年記念事業のPRのぼりが堀誠理事長(右端)から皆川治市長(右から2人目)に渡された=鶴岡市・松ケ岡開墾場

 旧庄内藩士による松ケ岡開墾から150年を記念した事業の開始式が7日、鶴岡市の国指定史跡・松ケ岡開墾場で行われた。認可地縁団体・松ケ岡開墾場(堀誠理事長)と市がパネル展(7月)、「鶴岡シルク発祥の地」トークイベント(9月)などの事業を予定しており、式ではPR用のぼりが同団体から市に贈呈されたほか、関係者が成功に向けて気勢を上げた。

 開墾は1872(明治5)年に始まり、約3千人が荒れ地を切り開いて桑畑や蚕室群を設け、鶴岡を日本最北の絹産地に育てた。式には関係者約40人が出席し、同団体総長で旧庄内藩主酒井家18代当主の酒井忠久氏が「訪れる人の心を癒やし、観光スポットとなることを祈念する」、皆川治市長が「有形無形の資産の維持・発展に最大限努力する」とそれぞれあいさつ。堀理事長から皆川市長にのぼりが渡され、「エイ、エイ、オー」の合図に合わせて出席者が拳を突き上げた。

 のぼりは縦160センチ、横60センチで同団体が80枚を製作。同開墾場や市役所の周りなどに立てる。また、同開墾場の松ケ岡開墾記念館では、旧庄内藩士で書家の黒崎研堂(1852~1928年)にちなんだ企画展を今月1日から開催している。7日は開始式に続いて酒井総長による説明会が開かれ、日誌や書などの資料が紹介された。

 記念事業ではクラフトフェス(9月)、講演会(10月)、式典(11月)などを予定。同団体は記念誌出版と周辺の里山整備、市は4番蚕室を活用した絹織物体験展示施設、周辺通路の整備なども進める。事業の一環として今月6日から桜のライトアップが行われ、日没から午後8時ごろまで点灯する。記念企画展は来年3月末まで。

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